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恋愛のフツーがわかりません! の商品レビュー

4.6

5件のお客様レビュー

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2017/09/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルが恋愛のフツーがわかりませんなので、男女の恋愛については書かれていないだろうな。ゲイとかバイとか、トランスジェンダーについて書いてあるんだろうな。と思って読み始めました。 まず最初のテーマがモノガミー(一対一の付き合い)、ポリアモリー(複数の相手との付き合い)だったのでした。ゲイとかバイとかそれ以上に世間一般的に知られていないセクシャリティです。そこから、結婚生活はモノガミーでなくてはならないのかという話になり、そうではないということにとても納得いきました。また、付き合う=セックスではないというのに、とても納得したものです。添い寝でも、手をつなぐだけでも、それをエロティックな時間と感じればそれでいいと。 その他にも、結婚するトランスジェンダーの姿や前回読んだ「トランスがわかりません!」動揺女性器についての話もありました。また、FTMの人が髪を伸ばせるようになった理由なども上っ面だけではなく、内心まで彫り込んで書かれています。大好きなAさん(髪の長いキャラクター)に近づきコスプレするためなら、髪も伸ばす。長い髪=女のものから長い髪=Aさんのものと、認識が変わっていく過程が書かれているのが良かったです。 簡単にLGBTだけで済まされない人々が語ってくれる言葉があります。こんな風に大っぴらに性について話せる場があったらすっきりするんだろうなぁ。と思いました。でも、いざその現場に行ったら、圧倒されて聞く側に回ってしまうかもしれません。

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2012/08/29

「トランスがわかりません!!」に続き、自分の恋愛観やセクシュアリティ観をガンガン刺激され、まんまと揺るがさられました。笑 おすすめ。 (2012.08.29読了)

Posted byブクログ

2011/05/27

取り寄せ先:北区立中央図書館王子分室(受け入れ先:目黒区立八雲中央図書館) 大阪のトランスジェンダーグループROSによるセクシュアリティ本の第二弾であり、前書(『トランスがわかりません!』)以上に過激さが上乗せされている。 とりわけ、「ノンケのセクシュアリティ研究者についての研...

取り寄せ先:北区立中央図書館王子分室(受け入れ先:目黒区立八雲中央図書館) 大阪のトランスジェンダーグループROSによるセクシュアリティ本の第二弾であり、前書(『トランスがわかりません!』)以上に過激さが上乗せされている。 とりわけ、「ノンケのセクシュアリティ研究者についての研究」は、「ノンケ」(→ストレート・異性愛者)と限定されているようで実はすべてのセクシュアリティ研究者に対して、トランス当事者の一人からの呼びかけではないのかと評者は考える。なぜならば、たとえ研究者がゲイであったとしても、セクシュアリティ研究という「オカズ」で自慰行為をしているのは間違いのない現実だからだ。評者はそう思う。「研究でオナニーぶっこいているヒマがあるんだったら自分のフィールドに何らかの参与をせよ」という呼びかけにわたしは答える必要性がある。そうして自分のフィールドに参与をする。 本書は恋愛の常識を根底から突き崩す。 でもそもそも「恋愛」に常識などあったのだろうかと疑い始めた時から読者を未知の世界へと誘ってくれるのも事実だ。 と言いつつ、「恋愛」とは何なのかというところまで、たどり着いていないのが惜しまれるのだが(第三弾ではその点への到達を期待する)。

Posted byブクログ

2009/10/04

私も参加している本なので、超手前味噌で恐縮ですが。 でも、他の人の書いてる内容も「そこまで語る?!」って感じで小気味良く面白いので、 ★5つ付けてしまいました。

Posted byブクログ

2011/04/03

こういう風に考える人たちがいるんだってことにすごく安心する。これを読んだ後で世間に流布する恋愛話を聞くと、下らねえなっていつも以上に思う。共感も嫌悪も含めて 恋愛しない私、に必要な本。

Posted byブクログ