おこりんぼさびしんぼ の商品レビュー
山城新伍。晩年は、ほとんどメディアに登場しなくなったが、俳優・司会者・作家と多彩な活動のできる人だった。その作家としての代表作とされながら、久しく書店に並ぶことのなかった本書。文庫化されたと聞き、慌てて購入。 タイトルのとおり、山城が親分と仰いだ若山富三郎を中心に、弟・勝新太...
山城新伍。晩年は、ほとんどメディアに登場しなくなったが、俳優・司会者・作家と多彩な活動のできる人だった。その作家としての代表作とされながら、久しく書店に並ぶことのなかった本書。文庫化されたと聞き、慌てて購入。 タイトルのとおり、山城が親分と仰いだ若山富三郎を中心に、弟・勝新太郎、二人の父・杵屋勝東治にまつわるエピソードが綴られる。山城自身、人生を「乗っ取られた」というだけあって、思い入れというか、愛惜の強さを感じさせる。それに文から絵(映像)が見えるのは、役者ならではか。 それにしても、タイトルが象徴する若山富三郎のパーソナリティの複雑さ。酒豪に見えて全くのゲコで甘党。弟・勝新に対する拭いきれない劣等感。さびしさゆえに暴れてしまう。半ば人格破綻なのだが、なぜか人を惹き付けて止まない。ある意味、壮絶。 さらに、こういう若山と対比的に語られるウルトラマイペース高倉健など、山城の非凡な人間観察が楽しめる一冊。
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勝新(太郎)と若山富三郎の子分として、 いつも太りの側にいた山城新伍が書く、 強烈な芸人2人の愛と涙と笑いの昭和史。 水道橋博士も絶賛! フチガミさん 34歳男性 自営業
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昭和当時の芸能界の凄さを新伍が腕まくりして言っちゃってます。 イッちゃってる時代が凄いのか、イッちゃってる若山、勝兄弟が凄いのか 最近の芸能界が元気がないのか でもまぁいろんなこと気にせず、いろんなこと気にしすぎたり、 正直にウソついたり、 生き抜き駆けた流れ星たちの話がてんこ盛...
昭和当時の芸能界の凄さを新伍が腕まくりして言っちゃってます。 イッちゃってる時代が凄いのか、イッちゃってる若山、勝兄弟が凄いのか 最近の芸能界が元気がないのか でもまぁいろんなこと気にせず、いろんなこと気にしすぎたり、 正直にウソついたり、 生き抜き駆けた流れ星たちの話がてんこ盛りです。
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読み助2008年12月6日(土)を参照のこと。 http://yomisuke.tea-nifty.com/yomisuke/2008/12/
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山城新伍が「おやっさん」こと若山富三郎を語った一冊。 20頁ほど読んで「これはいい本だ」と感じ、その気持ちは最後の1頁を読み終えるまで変わらなかった。
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