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ブラック・ミュージック入門 の商品レビュー

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2009/10/12

10月12日読了。「ブラック・ミュージック」ようはアメリカの黒人が生み出し演奏した音楽の歴史と進化について、そのメインストリームたるソウル、R&Bやヒップホップを中心に解説・主要盤などを紹介する本。ブルースやジャズについてはほとんど触れられていない。1950~60年代に黒...

10月12日読了。「ブラック・ミュージック」ようはアメリカの黒人が生み出し演奏した音楽の歴史と進化について、そのメインストリームたるソウル、R&Bやヒップホップを中心に解説・主要盤などを紹介する本。ブルースやジャズについてはほとんど触れられていない。1950~60年代に黒人たちの労働歌たるブルースや教会音楽のゴスペルがポップスと結びつきソウル・ミュージックが生まれ、社会派視点に目覚めるミュージシャンたちの意識と音楽性の高度化が結びつき同胞を高揚させるファンクが隆盛を誇り、逆にそのメッセージ性が先鋭化してラップが生まれ・・・。黒人音楽とは、強い肉体性と常に自身の出自について思い悩む深さを宿命的に背負っているものなのだな。古いブルースやソウルを発掘してサンプリングしたDJの先人たちに習い、私もヒップホップなどの趣味に合わない音楽も毛嫌いせず聴いていきたいものだ。

Posted byブクログ