フィンランドを世界一に導いた100の社会改革 の商品レビュー
この本から学ぶべきことは、 ソーシャル・イノベーションが国の繁栄の重要な基礎になっているというその認識にある。 日本ではそのような発想はおそらくなく、 テクノロジー系の発明がほとんどを占めるのではないだろうか。 そしてそこから出発しなければ、 それこそ、イノベーションはないの...
この本から学ぶべきことは、 ソーシャル・イノベーションが国の繁栄の重要な基礎になっているというその認識にある。 日本ではそのような発想はおそらくなく、 テクノロジー系の発明がほとんどを占めるのではないだろうか。 そしてそこから出発しなければ、 それこそ、イノベーションはないのだろうが。
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翻訳だから仕方ないのか、本の構成上仕方ないからなのか、読んでいて単調な印象を受けてしまった。概要・エッセンスがざっと100の項目に渡り学べる点はとてもよかった。
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「情報社会は国民の創造的な能力を活性化しなければならない。・・・情報や知識に接する機会が増えることで多くの国民が社会の発展に参加できるようになる・・・図書館はこれらの目的を果たすために作られた利用者にとって使いやすい道具である。」(No.52「図書館制度」より。一部評者編集)市民...
「情報社会は国民の創造的な能力を活性化しなければならない。・・・情報や知識に接する機会が増えることで多くの国民が社会の発展に参加できるようになる・・・図書館はこれらの目的を果たすために作られた利用者にとって使いやすい道具である。」(No.52「図書館制度」より。一部評者編集)市民の幸福のために作られた図書館。実に分かりやすいミッションである。Linux発祥の地であるが故に情報システムもLinuxベースで構築されており、ITコストも格段に低いとみられる。自治体予算削減の対象として真っ先にやり玉に挙げられる日本の公共図書館とは雲泥の差。国策で支えられているフィンランドの図書館を心からうらやましく思った。
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