意欲格差 の商品レビュー
遅ればせながら、やっと読みました! 和田秀樹さんの2008年発刊、意欲格差。 すごいです。マスコミがつくった世論。 そのマスコミをつくっているのは、いわゆる アッパー階級。特に、受験戦争に疲弊した サラリーマンが流し続け作り上げた風潮。 将来に希望が持てない親。 子供に期待...
遅ればせながら、やっと読みました! 和田秀樹さんの2008年発刊、意欲格差。 すごいです。マスコミがつくった世論。 そのマスコミをつくっているのは、いわゆる アッパー階級。特に、受験戦争に疲弊した サラリーマンが流し続け作り上げた風潮。 将来に希望が持てない親。 子供に期待しない親。 そんな環境で育つ子供たち。 この本を読んで、自分は、将来に希望を 持つ人間にならなくてはいけないと思いました。 〜以下、・本より抜粋、→コメント〜 ・カルロスゴーンは、英雄視されているが、 本国(フランス)に利益の35%を捕られている。 不要な日本人は、リストラして企業の利益率を あげている。日本の失業率は、1%増えるたびに 3500人自殺者が増える相関結果もある。 →ちょっとカゲキな論調だけど、ゴーンさんを こうした見方で書いたのは、初めて見たな。 ・親の社会的階級が上位の場合、子のやる気はある。 親が貧しく社会的階級が低い場合は、子供のやる気が少ない ・受験戦争に敗れておった心の敗北感が、子供に対する 期待の薄れになってしまう。 →こどもに希望を持たせること! ・「学力社会が終って実力社会になった」と報道した時代。 山一證券や長銀がつぶれ、東大卒の失業者が出たと喜んで 報道したが、実際には、外資系の証券会社に移って3倍の 給与を得たことなど、どこもニュースにしなかった。 実態を把握して子供に勉強させるのは、上位層の親達であり 社会下層の人たちは、本や新聞を読まないのか、子供たち に勉強させていない →勉強することをいかに定着化させるかが課題かも ・偏差値30台の金沢工業大学の就職率は、99.8%! いくつか試みている施策の1つに「進路ガイド基礎」がある フリーターになると年収が150万円ぐらいで、それが 一生続くと結婚もできなければ、老後もあやういといった 話を年に10回講義する。 本来、こうした話はマスコミが実施すべきだ。 →マスコミが、本来すべき報道をしていないのは、強く同感。 こうした情報を得るにも、本を読まないといけないのかな。
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富の所在の偏りが大きい社会は、格差社会と呼ばれる。昨今のマスコミの風潮では、日本は格差社会である。統計上、この格差の原因は学歴であることが多い。そのため、学歴社会が批判されることになるのだが、実際にはこれはフェアなシステムである。氏や血縁により富の独占が定められてしまうシステムで...
富の所在の偏りが大きい社会は、格差社会と呼ばれる。昨今のマスコミの風潮では、日本は格差社会である。統計上、この格差の原因は学歴であることが多い。そのため、学歴社会が批判されることになるのだが、実際にはこれはフェアなシステムである。氏や血縁により富の独占が定められてしまうシステムでは、自分の置かれた社会的地位から這い上がることは出来ないからだ。 戦後からバブル期ぐらいまでは、人々の「這い上がる意欲」が旺盛だったから、このシステムは非常に有効に働いた。 この意欲に支えられた社会システムが、ここに来て崩壊しつつあるというのが本書の趣旨である。現在の格差社会の下位層に位置づけられている人々にそこから這い上がろうという意思が見受けられない。逆に上位層では以前と同じような意欲がある。これは子女に対する教育などから得られた統計上の事実である。こうして完全に二分化された社会が出来上がりつつある。このことは決してよいことでない。むしろ現在の日本のシステムが崩壊する予兆かもしれない。本書はこのことに警鐘をならし、その対策を提言する。
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あまり目新しい内容がなかった。 地方に関しての記載は、東京に住んでる自分にとって、正直これを信じていいのかよくわからない。 フィンランドにバラエティー番組がないこと、討論番組が一番人気があり、それを見ながら親子で話し合うということは、これからの子育てで参考にしたい。
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受験のために中学高校時代にみっちり勉強して知的レベルが高く、また上昇志向の強い一般サラリーマンや労働者の層が分厚かったことが日本の繁栄につながった。 製品の品質を決めるのは作り手の技術以上に消費shあの要求水準と経済力。 かつての日本は貧しい層でも這い上がれるという風潮があった。...
受験のために中学高校時代にみっちり勉強して知的レベルが高く、また上昇志向の強い一般サラリーマンや労働者の層が分厚かったことが日本の繁栄につながった。 製品の品質を決めるのは作り手の技術以上に消費shあの要求水準と経済力。 かつての日本は貧しい層でも這い上がれるという風潮があった。 フィンランドにはバラエティ番組がない。一番人気は討論番組で、2番目がニュース、3番目がドキュメンタリー。 努力することの大切さや意欲や希望を持つことの大切さを若者に意識づけさせることが求められている。
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インセンティブ・デバイド=意欲格差 和田さんはこれに大きく警鐘を鳴らしている。 ①貧困とそれに伴う勉強意欲の低下 ②地方の都会との意識格差、また①に伴なう上昇志向の低下 ③フリーター、非正規雇用者、ニートなどの現状満足感 これはやばい。 これはやばい! と本気で思った。 自分...
インセンティブ・デバイド=意欲格差 和田さんはこれに大きく警鐘を鳴らしている。 ①貧困とそれに伴う勉強意欲の低下 ②地方の都会との意識格差、また①に伴なう上昇志向の低下 ③フリーター、非正規雇用者、ニートなどの現状満足感 これはやばい。 これはやばい! と本気で思った。 自分がいるのが九州田舎で、地方の衰退色濃いからだろうか。 学歴が人生じゃないとは思っていたけれど、学歴があった方がいいことはもちろん知っていた。 けど、日本の実態が嫌というほど見れて、すごく怖い。 でも身に覚えがあるのだ。 だから真に迫っている。 ゆとり教育、政治の中央集権化、経済的衰退、都会と地方の経済的格差 問題は山ほどあるが、これは意欲の格差がすこしでもおさまれば、回復していくんじゃなかろうか。 なによりこわいのはマスコミに踊らされてありもしない真実を鵜呑みにすることだ。 そうしてしまったら気づいたときには日本は経済的な面でアメリカ、ヨーロッパはおろか、アジア諸国にも肩を並べられない。 このままじゃ日本は衰退するばかりだ。 橋本さんや東国原さんの言ってることが少しだけわかった。 だからはあの人らはあんなにも必死で地方分権を勝ち取ろうとしているわけだし、学力を上げようとしているわけだ。 また、税収の話。 あれもなるほどだ。 本作は歴史を踏まえて、戦前からバブル、そして現在までの流れを抑えた上で上記の問題を解説してくれる。 これを読むと日本の今が少しだけ整理して見れる。 あと、フリーターやニート、非正規雇用の人は今すぐ読んだ方がいいと思う。 読んで劇的に変わることはないかもしれないけれど、変わろうと思っていないと人は変われないのだから。 決して現状に満足しちゃだめだ。 自分にもこれから言い聞かせていきたい。
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やる気-意欲のなさが 格差となる 仕事でも子育てでも 人を育てること やる気を出させる方法に 正解はなく 悩むことが多い 人は全て違う 感動も満足度も 欲も価値観も 性格も性質も千差万別 人は画一的ではない 教育は内発的動機付けだけでなく アメとムチも成果があり 仕事は成...
やる気-意欲のなさが 格差となる 仕事でも子育てでも 人を育てること やる気を出させる方法に 正解はなく 悩むことが多い 人は全て違う 感動も満足度も 欲も価値観も 性格も性質も千差万別 人は画一的ではない 教育は内発的動機付けだけでなく アメとムチも成果があり 仕事は成果主義だけでなく 内発的動機でやる気になることがある やる気を出すための動機付けは 人それそれ違う だれもが同じ方法論で 意欲を持ち 成長するわけではない つまり、 やる気のもとは ひとりひとりそれぞれ違う だから、 親や上司が やる気を出させる方法を あの手この手と たくさん持っていることが 子どもなり部下なりを やる気にさせることが出来る 何が人をやる気にさせるか 何が人を意欲的にさせるのか その方法論ではなく 対象になる「人」を考え いろいろな動機づけの方法が必要 子育ても教育も、仕事も 人を育てることは すべて同じだ
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地方の閉塞感と反上昇志向(これは要するに反東京志向に通じているんだと思うんだけれど)についてはなるほど。東京の大学を出てしまった自分としては、「そうそう、だから実家には戻れない〜(だって職もない〜(そして浮きまくり〜))」としみじみと思ってしまった。それはそれとして、この手の本の...
地方の閉塞感と反上昇志向(これは要するに反東京志向に通じているんだと思うんだけれど)についてはなるほど。東京の大学を出てしまった自分としては、「そうそう、だから実家には戻れない〜(だって職もない〜(そして浮きまくり〜))」としみじみと思ってしまった。それはそれとして、この手の本の問題は、ある程度きちんとしたデータがある部分と、筆者の印象論がごちゃまぜになっている点で、ほかの部分が偏っていないから全体が偏っていないとは言えない点にあると思う。ある部分では説得力のある(ある程度裏付けがある)主張をしてたかと思ったら、次のセクションでは居酒屋でオヤジが管巻いているみたいになっちゃうのがどうもいただけない。この閉塞感の時代、カンフル剤的に、かーっと強く主張しよう!ということなのかもしれないけど。そして結構信奉者はいるのだろうけど。そして確かに勇気ある決断ではあるのだろうけど。
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ピグマリオン効果 教師が期待することによって生徒の成績があがる フィンランドのテレビにはバラエティ番組はない マスメディア ある社会的な問題に対して批判的に語る場合、それが是正されても、さらにそれが度を超えてしまったり、悪影響が出始めたりした以降も、その問題を批判しつづけるという...
ピグマリオン効果 教師が期待することによって生徒の成績があがる フィンランドのテレビにはバラエティ番組はない マスメディア ある社会的な問題に対して批判的に語る場合、それが是正されても、さらにそれが度を超えてしまったり、悪影響が出始めたりした以降も、その問題を批判しつづけるというメディアの姿勢に疑問を感じる 努力することの大切さ、意欲や希望を持つことの大切さを、特にテレビに影響を受けやすい若い人たちの意識に根付かせ、いい意味でそういう価値観を植えていくことが、いまの時代に強く求められている、
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本来這い上がりたいと思うはずの貧しい層の人たちの意欲が低下して、あきらめが強くなっている。親のあきらめが子供達のやる気をなくさせている。そして、テレビは国民の向上心を下げるような番組ばかり流している。その被害を一番受けているのは社会的階層下位にいる人たちであり、特にその子供達だ。...
本来這い上がりたいと思うはずの貧しい層の人たちの意欲が低下して、あきらめが強くなっている。親のあきらめが子供達のやる気をなくさせている。そして、テレビは国民の向上心を下げるような番組ばかり流している。その被害を一番受けているのは社会的階層下位にいる人たちであり、特にその子供達だ。日本の子供達はテレビを見ている時間が長過ぎる。 最高税率を上げて、貧困層の税率を下げ、経済的格差を縮めると、国民の意欲が高まるだろう。子供達が意欲低下にならないためには、基礎学力をがっちりと身につけさせ、勉強嫌いにならないようにすることが大切だ。
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