占領・復興期の日米関係 の商品レビュー
現・東京都立大学名誉教授の佐々木隆爾による終戦後~1950年代末までの日米関係史。山川日本史リブレットシリーズのVol.101。 【構成】 1 日本占領と戦後改革 2 朝鮮戦争と日本の「基地国家」化 3 サンフランシスコ講和と日米安保条約 4 経済高度成長政策と岸内閣...
現・東京都立大学名誉教授の佐々木隆爾による終戦後~1950年代末までの日米関係史。山川日本史リブレットシリーズのVol.101。 【構成】 1 日本占領と戦後改革 2 朝鮮戦争と日本の「基地国家」化 3 サンフランシスコ講和と日米安保条約 4 経済高度成長政策と岸内閣 著者は同じ日本史リブレットから『新安保体制下の日米関係』(2007年)を出しているが、本書はその前史にあたるものである。 憲法制定などに紙数を割くなら、占領期の経済政策についてもっと突っ込んだ説明が欲しかったところだが、中核となるのは独立前後における安保・講和・再軍備問題である。既に数多くの研究書が出版されて緻密な分析が重ねられてきた分野であるが、その分一般人には容易に理解し難いほど専門的になってしまった部分もあるだう。そう考えれば、本書は大学1回生や高校生がこの時期を概観するにはちょうどいいレベルなのかもしれない。
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[ 内容 ] 戦後の日本は、朝鮮戦争の基地となり、日米安保条約(旧)を結び、再軍備をはじめ、防衛力整備計画を繰り返し、世界でも有数の軍事大国に変わった。 この変化の基礎にある日米関係を、歴史の脈絡のなかでとらえなおす。 [ 目次 ] 1 日本占領と戦後改革(占領軍による本土改造...
[ 内容 ] 戦後の日本は、朝鮮戦争の基地となり、日米安保条約(旧)を結び、再軍備をはじめ、防衛力整備計画を繰り返し、世界でも有数の軍事大国に変わった。 この変化の基礎にある日米関係を、歴史の脈絡のなかでとらえなおす。 [ 目次 ] 1 日本占領と戦後改革(占領軍による本土改造の方針;占領軍の機構と配置 ほか) 2 朝鮮戦争と日本の「基地国家」化(朝鮮戦争の開始;朝鮮戦争のなかの日本 ほか) 3 サンフランシスコ講和と日米安保条約(サンフランシスコ講和会議への道程;日米安保条約の締結 ほか) 4 経済高度成長政策と岸内閣(インドシナ戦争の終結とロストウ路線;ビキニ水爆実験被爆と原水禁運動 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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