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エンデュミオンと叡智の書 の商品レビュー

2.9

19件のお客様レビュー

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2023/09/27

不思議な本から始まるファンタジー。現代のオックスフォードにいる主人公をメインに、過去のドイツにいたエンデュミオン少年の2つの視点で進む。 この世界のすべてが記された叡智の書へと続く本(形が変わったり動いたりする不思議な本)を巡って謎の敵に狙われる…わりと定番な海外ファンタジーと思...

不思議な本から始まるファンタジー。現代のオックスフォードにいる主人公をメインに、過去のドイツにいたエンデュミオン少年の2つの視点で進む。 この世界のすべてが記された叡智の書へと続く本(形が変わったり動いたりする不思議な本)を巡って謎の敵に狙われる…わりと定番な海外ファンタジーと思いきや、現実世界でだけ進むのはちょっと例外的かも。

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2022/10/12

最後の本、ドラゴン、図書館、グーテンベルグと道具立ては 良いのだが、全体的に消化不良でもったいない感じ。さらに 登場人物設計があまりにも型どおりでその辺もマイナス。 過去の物語と現在の物語が並行して進んでいくのだが、ただ 単に並んでいるだけで有機的な結びつきが感じられないし とに...

最後の本、ドラゴン、図書館、グーテンベルグと道具立ては 良いのだが、全体的に消化不良でもったいない感じ。さらに 登場人物設計があまりにも型どおりでその辺もマイナス。 過去の物語と現在の物語が並行して進んでいくのだが、ただ 単に並んでいるだけで有機的な結びつきが感じられないし とにかく足りない部分が目立つ作品であった。この内容で あれば倍くらいの紙幅とそれに輪をかけた徹底的な推敲が 必要なのではないかな。

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2018/11/13

さらさらと読みやすく、きちんと娯楽作品。ものとしての「本」が好きな人にとって、くらくら来ちゃうような単語がたっぷり詰まってる。面白かった。

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2016/04/05

情報が多すぎる上それぞれが薄く、すべてを回収しきれないままおわってしまった感。 また交互に話がすすんでいく展開だが、現代のテンポがよいわりに15世紀のリズムがよくなく、いちいち現実に引き戻されてしまうのが残念だった。 ただあとがきを読んで知ったけれど、実在の人物や情報を繋ぎ合わ...

情報が多すぎる上それぞれが薄く、すべてを回収しきれないままおわってしまった感。 また交互に話がすすんでいく展開だが、現代のテンポがよいわりに15世紀のリズムがよくなく、いちいち現実に引き戻されてしまうのが残念だった。 ただあとがきを読んで知ったけれど、実在の人物や情報を繋ぎ合わせて、物語としてつじつまを合わせていくのは本当にすごい。

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2016/01/31

この書物こそまるでエンデュミオン・スプリング。選ばれし者にしかその内の叡智を開くことはないのである。 ………というわけで、訳が悪いのか原書が悪いのか、何書いてあるのかがさっぱり分からない。

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2014/10/08

世界の全てを知ることが出来ると言われる「最後の書 ラスト・ブック」を巡る冒険ファンタジー。……ではあるけれど、物語の舞台はあくまで主人公の身の周りの日常世界であり、魔法の類いも控え目にしか登場しない。 しかし、この作品の最大の特徴は物語の至るところに散りばめられた著者の想像力溢...

世界の全てを知ることが出来ると言われる「最後の書 ラスト・ブック」を巡る冒険ファンタジー。……ではあるけれど、物語の舞台はあくまで主人公の身の周りの日常世界であり、魔法の類いも控え目にしか登場しない。 しかし、この作品の最大の特徴は物語の至るところに散りばめられた著者の想像力溢れる直喩・隠喩の数々。これらが物語に彩りを与え、主人公の行動範囲が広くないにも関わらず、壮大な異世界ファンタジーを読んでる気にさせてくれる。 想像こそ人にとっての最高の娯楽である事と、それ故の読書の楽しさを再認識させてくれる作品でした。

Posted byブクログ

2013/05/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

お父さんが折角貸してくれたけど、読まないまま棚に放置し、留学し、軽く忘れてたのを、GWに思い出したので、漸く読んでみた 冒険ファンタジー、というにはドキドキワクワク感は少なかったかなっていうのが正直なところ ブレーク自身が謎をどんどん解いていって、先に進むのではなく、周りの手を借りて、そして空白の書に導かれながら先に進んで行くから、謎解きなんて、正直封印する時しかしてないんじゃないかとさえ思う エンデュミオンの方もそう 二人とも、たまたま空白の書に選ばれ、たまたま周りに次にどうすべきかを知ってる人が居て、双方背中を押され、旅/冒険をして、本を隠す/封印して、幸せな居場所を見付けて終わりっていう 確かにエンデュミオンの方は辛い旅してるけど、それもさらっとしか書かれてないから、淡白な感じがする 過去と現在もリンクしてるようで実はしてなくて、平行に、それぞれの時代に何があったか語られてるだけのような感じがしないでもない フストも、意外だった影の人であるダイアナも、こう、ぞっとするような怖さではなかったしね まぁ、知識や地位、権力をものにしたいと、それに捕われてる様子は誰であれ一種の怖さがあるけどさ ていうかリーフドラゴン弱すぎでしょ 「ドラゴン」という名前のイメージから来る強さの欠片もなかったな そして以上の思いもあって、読み終わりがすっきりしない  何か、もやもやする よく分からないまま家族の事情というか両親の想いが変わって、いいとこに収まってるのもよく分からないでしょ 最後までお母さんが好きになれなかったし ダックも最後でちょっと好感度上がったけど、やっぱりいまいちだし(てか何歳だし、ほんと) それから、最後に漸く季節が人の名字だったって分かった時、秋がジョリオン教授っていうとこもよく分からない だって、いつ教授がブレークの両親を離ればなれにしたの?っていう しかも物事の秩序って、家族関係の話で、空白の書でも最後の書のことでもないし・・・ あとインサイドがもたらすインサイトって結局なんだったんだろう・・・まぁこれに関しては私の読み込み/理解不足による謎なのかもだけど それから、情景描写が長かったり、分かりにくかったりで、想像するのが難しかった 訳が直訳に近いものが多くてちょっと堅苦しい感じがしたり、たまに助詞の使い方にも違和感感じたりして、読みにくかった印象もある ただ、本と図書館が好きな私としてはオックスフォードの図書館は惹かれるし、冒険してみたい気にはなった 訳者あとがきを読むと、結構人気のあった作品なんだろうか? 映画化も決まってるようだけど、検索かけてもヒットしないし、お蔵入りした感じ?

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2012/10/17

※辛口注意! 果てしない物語と指輪物語を足して2で割って、ファンタジー要素を薄めたような少年の冒険譚。ハリポタのようなドラマティックな盛り上がりもなく、強いて言うなら「少年たちを追う黒幕は誰か?」というミステリ要素が真新しかったくらいでしょうか。英国ファンタジーというだけでやた...

※辛口注意! 果てしない物語と指輪物語を足して2で割って、ファンタジー要素を薄めたような少年の冒険譚。ハリポタのようなドラマティックな盛り上がりもなく、強いて言うなら「少年たちを追う黒幕は誰か?」というミステリ要素が真新しかったくらいでしょうか。英国ファンタジーというだけでやたらハードルを上げていたのも悪かったでしょうが、それにしてもドキドキワクワクできる要素が足りなかったです。残念。 主人公の少年が平平凡凡な男の子で、彼の妹が頭脳明晰な女の子、という設定もあまり活かしきれていません。少年が事あるごとに妹へのコンプレックスを卑屈に零す点も好ましくありませんでした。母親への恐怖や離れて暮らす父への愛情などの描写をもっとダイナミックに描けば面白かったかも。極端な話、ハリポタのダーズリー家のような描写を前半でして終盤で決着をつける、とか、そういうヤマ?オチ?が欲しかった。あると思ってた。よくわからないまま、事件や感情がうやむやになんとなく解決しちゃった印象です。 異世界へのキーとして「空白の本」が活躍するのかと思いきや舞台はずっと現代世界です。ファンタジーとしては珍しいし、作者自身も真新しさを狙ったのかもしれませんが、如何せん盛り上がりが足りません。 物語のキーになる本を主人公の前に守っていた15世紀ドイツの少年の冒険も合間に描かれますが、彼らの冒険はシンクロすることなくそれぞれに地味に決着。アトレーユ展開になると思ってたので、ちょっとがっかり…。 オックスフォード図書館でブレークが偶然手にした不思議な古書。 何も書かれていないと思われた紙面に、やがて彼にしか見えない文字が浮かび上がる。その本に秘められていたのは、世界を支配しうる力への鍵だった!やがて迫りくる追跡者の魔の手。ブレークは本を守り通すことができるのか?

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2011/08/22

終盤、欧米の図書館とか古い建築物を頭の中で展開する想像力が必要。 映像になったらもっとドキドキするんだろうな。

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2011/07/21

シリーズ作品の一冊目ですか?という感じ。 途中までがすごく面白かっただけに、読み終えると「もっと読ませて!」というか「続編読ませて!!」な気分に。

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