新剣豪伝(巻の2) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
剣豪小説はどこまでが史実で、どこからがフィクションかわからない。ともかく根岸兎角と伊藤一刀斎という人物は存在したのだろう。常人離れした技を持つ人には、話が守られるのが常で、その守られた話を楽しむのが剣豪小説のおもしろさでもある。NHKで武のKAMIWAZAという番組をやっていたが、事前の説明があり、予備知識があったとしてもすぐれた武術家の弟子や孫弟子の形稽古さえ、見事な動きと工夫に魅了される。色々な作家が手を替え品を替え、剣豪を描いているが、早乙女貢なりの剣豪の表し方を素直に楽しめた。
Posted by
- 1