たったひとつの冴えたやりかた の商品レビュー
読んでいるうちに、なんかこんな風に子供向けであるかのように語っているSFは最終的に星新一みたいなオチではないか、、とか思ったりしたけど、いや似ていなくもないけどちょっと違った。 とにかく女の子のテンションが高いというか前向きすぎて、ちょっと引くようにも思うし、いやまぁ子供向けなら...
読んでいるうちに、なんかこんな風に子供向けであるかのように語っているSFは最終的に星新一みたいなオチではないか、、とか思ったりしたけど、いや似ていなくもないけどちょっと違った。 とにかく女の子のテンションが高いというか前向きすぎて、ちょっと引くようにも思うし、いやまぁ子供向けならこれくらいで良いかとも思いつつ、しかしその元気いっぱいさと最後の展開がホロリと来る、と言いたいとこだけどスピード感があるからそうでもない。 なんつーか勢いあるわ。
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かなりさくさく読めた。もしかしたら児童文学扱いにしてもいいのでは。 未来の宇宙運行をテーマとするSFだけど、想像するものと全然違ったな。映像化したら地味だろうけど、小説で読むならこういうのも良いね。 表題の「たったひとつの冴えたやりかた」だけがずっと知ってて重たい意味が込められてることを期待しちゃった。
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タイトルは知っていたけど、初めて読んだ。 (図書館でふと目について、文庫以外にこんな装丁も出ているんだ?と気になり手に取ってあとがき読んだら短編ということを知り、通勤時に読むのにちょうど良いと思って借りた) 主人公に好感を持ってぐいぐい読み進めた。 今となってはもしかしたらよくあるストーリーかも知れないけど、それをワクワクと、後半ハラハラと読めるのはやっぱり作品の力なのかな。 SFにちょっと偏見を持っていたけどもう少し読んでみたくなった。
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最初の基地など、宇宙船で飛び立つ前はそこまでだったけど主人公のコーティーが脳寄生タイプのイーアのいう種族・シロベーンと出会ってからは俄然面白い。 最終的に太陽に突っ込んで2人共死ぬ訳だけど、2人の友情には胸が熱くなった。
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最近、このタイトルが頭の中をぐるぐる回っていて、どうしても読みたくなった。新訳版があるのを知って迷わずチョイス。本を開いて愕然とした。あれ、1作しか入ってないの? 30年以上前に買った本には何作か収録されていたはず。気を取り直して読み始める。さらなる衝撃。これ、読んでない……。そ...
最近、このタイトルが頭の中をぐるぐる回っていて、どうしても読みたくなった。新訳版があるのを知って迷わずチョイス。本を開いて愕然とした。あれ、1作しか入ってないの? 30年以上前に買った本には何作か収録されていたはず。気を取り直して読み始める。さらなる衝撃。これ、読んでない……。そう、当時購入した本は、読まないまま処分してしまったらしい。自分の中で読んだつもりになっていたのは、作者の選んだ“冴えたやりかた”だった。あ、もちろん本編は後世に残る傑作だった。
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宇宙探検好きのはねっかえり娘が16歳の誕生日にプレゼントされた小型宇宙船。早速辺境に直行、未知の空域へと飛び出す。脳内に共生する未知の種族とのファーストコンタクト、友達になる。後に発見されたメッセージ・カセットに残された言葉。 お気楽な旅かと思ってたら、驚きの結末。あらためて見...
宇宙探検好きのはねっかえり娘が16歳の誕生日にプレゼントされた小型宇宙船。早速辺境に直行、未知の空域へと飛び出す。脳内に共生する未知の種族とのファーストコンタクト、友達になる。後に発見されたメッセージ・カセットに残された言葉。 お気楽な旅かと思ってたら、驚きの結末。あらためて見直して、すごいお話でした。紹介されるだけのことはある。
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うあー。最後そうなるんだ…。 それが冴えたやりかたかぁー。 うぅ。 あっという間に読める長さだし、あらすじだけ拾ったらよくある物語になってしまう気もするのだけど。しかし余韻がすごかった。 おそろしい と あたたかい と かなしい が入り混じってる。
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タイトルに見覚えがあると思ったら昔の小説なのね。なんか少し前流行ったノベルゲーアプリのようだなと思った。 SFを読み慣れないので最初難しかったけど途中で斜め読みスキルを獲得してなんとなく読めた。 933テ 作家さんは女性で、空軍情報学校の女性初の卒業生で…って経歴の面白い人
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「この小説を読み終わる前にハンカチがほしくならなかったら、あなたは人間ではない」・・・私は人間じゃなかったようです。ハンカチ要りませんでした。 なぜなら、これが本当に「たったひとつの冴えたやりかた」なのかと納得できなかったから。 コーティーは元気で前向きで、頭も良くてかわいい主人公だったけど、シロベーンは大事な友達にギリギリまで重大な隠し事をして、ほんとにコーティーのこと大事に思っていたのか疑問。 全部をコーティーに背負ってもらって、コーティーも恨むことなくそれを受け入れて、何かもやもやします。 コーティーの両親は、誕生日に宇宙船を買ったことをずっと責め続けるんだろうな。 最後の星はコーティー星でいいと思います。
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人類未踏の宇宙の最果てで発生した未知の状況を、限られた情報を頼りに徐々に解明していく過程が描かれる。判明する真実はまさに型破りで、未踏の領域に初めて足を踏み入れる高揚感と過酷さがひしひしと伝わるSF短編。
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