予告探偵 木塚家の謎 の商品レビュー

太田忠司【著】

2016/02/10

予告探偵シリーズ第２弾で短編集。
第１弾はオチにインパクトがあったので覚えていたが、第２弾の本書も６年前に既読だったのをすっかり忘れて再読となった。
事件が起こる前に「謎を解く」と予告状を送りつけ乗り込んでいく摩神尊。しかし事件の内容やどんな謎を解くのかは事件が起こるまで本人にもわからない、という傲岸不遜なトンデモキャラが探偵役。一話ごとの謎は普通のミステリだが、最終話のオチはやはり異色である。

2016/01/15

摩神尊のキャラはぶっ飛んでるけど好き。
現代の木塚さんの話は、そういうオチかってことで面白かった。

2014/09/06

本格でおもしろいのだけど、最後が…うーん。
同じ探偵を使って異なる時代ミステリしたかったんだろうなあ。でも最後のわけわかんないなあ。
探偵のキャラ自体は好き。こういうぶっ飛んだ奴がいるほうがミステリっぽいと思う。

2011/02/08

予告探偵シリーズ第一弾。
こちらを先に読むべきだったと後悔。木塚家の謎がわかったのに!!
「夏至祭2008」が面白かった。

2011/01/27

謎を解くことを予知できる不思議な探偵が活躍する連作短編集。強引で横柄な態度をとりワトソン役を振り回す、探偵界ではよく見かけるキャラ。でも、謎を予知しちゃうところが特徴！この作品は過去・現在・未来を描いているところが面白い。探偵役は時代が変化してもずっと摩神尊であり、ワトソン役は木塚家のだれかでありラストではこの謎が明らかになる。一編一編の作品はザ・本格といった内容で私は好きです☆

2010/09/27

前作が脱力系のややバカミスっぽかった「予告探偵」
シリーズのまさかの続編。
今作のように短編連作の方が設定が活きている
ような気がしますね。まぁ、前作がひっぱって
まさかの「アノ」オチだったから、こうするしか
なかったのかも...ですがw。

各章の年代やシチュエーションは踏襲した流れで
それぞれに起きた事件を予告探偵「摩神尊」が例によって
傲慢かつ高飛車な態度で謎を解くスタイル。
流石のキレを見せ、超人的に解決していきます。
今作の最大の謎は...その時空を越えて存在する
「摩神尊」本人になる訳ですが...。

前作を越える...脱力で...思わず苦笑するしかないという
豪腕かつ開き直りのトンデモな一冊w。
心と時間に余裕のある方なら...アリかなー。

2009/10/07

予告探偵シリーズ第二作目。

前作のラストで「え。こう来たの！？」と噴いたんだけど、まさか続編があるとは。
相変わらず予想の斜め上からバック転をしてくれるような展開が面白い。

しかしこれシリーズ化するの？　できるの？
そう思いつつ、次で何をしてくれるか楽しみな作品。

2012/02/05

これもオチがｗ

前作のまさかのあのオチで、続編なんか出ないと思ってました。出ましたね。
オチで落とされることも含めて、安定感抜群の読み心地。
とはいえ、前作ほどのインパクトがなかったので、相対的に★１つマイナスの評価にします。
結局のところ、名探偵の存在自体が一番の謎なのね。

作品のうちの一つに叙述トリックめいたものがあり、もうアレはおなかいっぱいです。