ぼくのじかん の商品レビュー
学校での一日は長かった。 だから<アルバ-ト>は、家に帰ると嬉しかった。 でも、遊べる時間は短かった。 「ご飯ですよ」の時間、お風呂と歯磨の時間、パジャマを着て、お話を聞いて寝る時間がすぐにきてしまう・・・何もかも速く動き過ぎる。アルバ-トは叫んだ「とまれ、とまれ、とまれ、とまれ...
学校での一日は長かった。 だから<アルバ-ト>は、家に帰ると嬉しかった。 でも、遊べる時間は短かった。 「ご飯ですよ」の時間、お風呂と歯磨の時間、パジャマを着て、お話を聞いて寝る時間がすぐにきてしまう・・・何もかも速く動き過ぎる。アルバ-トは叫んだ「とまれ、とまれ、とまれ、とまれ!」アルバトは眠りたくない・・・窓の外にひろがる夜の星。 あの星たちは、ぼくが生まれるズ-ッと前からあった。 その星のひとつが消えるのが見えた。 アルバ-トは考える。 とまっているものなんて、何もないのかも知れない・・・〝無常〟。
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