誘惑はシチリア式で の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ヒーローは、シチリア人の家族愛がルーツだからか、愛情表現が濃やか。 ヒロインはいわゆるアダルトチルドレンで愛を信じられず、仕事一筋。 そんな二人なので、恋の発展はゆっくり。 医療系のエピソードがリアルなので、そこら辺も面白い。
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今月から始まった、フェリシモの年間予約コレクション、ハーレクイン2冊セットの会、2冊目です。 えー、状況報告といたしましては、1冊目の『偽りのダイヤモンド』(シャロン・ケンドリック)を読んで以来、その感想記事でもすでにちょっと片鱗が見えておりますように、すっっっかりロマンス大好...
今月から始まった、フェリシモの年間予約コレクション、ハーレクイン2冊セットの会、2冊目です。 えー、状況報告といたしましては、1冊目の『偽りのダイヤモンド』(シャロン・ケンドリック)を読んで以来、その感想記事でもすでにちょっと片鱗が見えておりますように、すっっっかりロマンス大好きになってしまいまして、もう、心は常にロマンス小説を求めてやまない状態になっております。 それで、ハーレクインのみならず膨大な量が出ているロマンス本の、どのへんから読んでいこうか考えた結果、とにかく新刊文庫から攻めてみよう、と思いまして、とりあえずいつも行くすばる書店に今平積みされている、もしくは新刊コーナーに置いてある文庫を、買ってみています。 そこで難しいのが、シリーズものなんであります。運よく<第1弾!>とか帯に書いてあれば嬉々として迷わず購入できるんですが、これまでに何冊出ているシリーズなのかがわからないと、その1巻目から買えるくらいの量なのかどうか判断がつきかねて非常に迷うわけでありまして。<トリロジー>と書いてあれば3冊で終わりなのであまり迷わず買えるんですけどね。 でもいろいろ調べてみると、意外とそんなに何冊も続いているものは少なくて、なんなら初めて日本で紹介される作家の本があったりもして、そこそこすんなり買えちゃいます。それで、わたくしの手元には着々とロマンス文庫が増えていっておるのです。のほほほほ、楽しみだにゃあ♪ そんなところで読んだ、このハーレクイン2冊目。 これがまた。 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! でございまして。 1冊目よりかなり良かったです。 官能的なバリバリのロマンスというよりも、普通に徐々に恋に落ちていく話なので、わたしのようなロマンス初心者にぴったりの本です。 舞台はイギリス、コーンウォールの海辺の町、スマグラーズ・コーヴ。そこにある小さな診療所で働く女医アリスが主人公です。 夏休みをとってロンドンへ行くという同僚のデヴィッドの代わりに、イタリア人医師ジョヴァンニ・モレッティ(愛称ジオ)が来ることになった。しかしジオが滞在するはずのフラットが手違いで契約できず、ひとまずアリスの家に泊まることにさせられてしまう。 愛の存在をかたくなに信じない、仕事の虫アリス。彼女が恋に落ちるなんてありえないと思えるほどの頑固さで、ジオがそんなアリスの心を解きほぐしていくのがね、ほんっっっとに大変なんですよ。まあ、アリスも心の奥底では出会った瞬間に溶けてたのかもしれないけどねー。アリスがそこまで愛を信じなくなってしまったのにもちゃんと事情があるんですけども。 ただこの本では、二人の恋だけじゃなく、他に読みどころがいっぱいあるんです。小さい港町のお医者さんなので、町に住む人々のことをアリスは本当によくわかっていて、患者さんたちから心から信頼されている。いろんな患者が登場し、それぞれが抱える問題を、アリスやジオがどう解決していくか、そのへんもすごく良く描かれていて、ヒューマンドラマでもあるんですね。 なので本書はハーレクインのロマンス小説だけど、けっこう深い話も楽しめて、一般の小説と同じように読めました。お勧めです。 ロマンス、めっちゃたのしーーーーーーー♪♪♪ 読了日:2008年9月12日(金)
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