アインシュタイン伝 の商品レビュー
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マッハは、科学の法則は、観測された事実の簡単な要約であるといい、ポアンカレは科学の一般法則は人間精神の全くの自由な創造物であるといい、これらの意見は一見全く対立しているようにみえる。 相対性理論は一見矛盾点する二つの原理を同時に認めた: 相対性原理と光速不変。 ローレンツ収縮 E = mc2 非常に小さな質量が非常に大きなエネルギーに転換し得ることを示す。 →原子爆弾への転用 ミンコフスキーの四次元空間 「相対性理論を一口で言うと、どうゆうことになりますか」という質問にアインシュタインはこう答えた。「もし宇宙からすべての物質が消え去ってしまえば、時間と空間もそれと一緒に消え去ってしまうのです」 ある時、アインシュタイン夫人は質問を受けた。「貴女は相対性理論を理解されましたか」夫人は答えた。「夫は私にその相対性理論を何度も説明してくれましたが、私にはとうとう判りませんでした。でもそれは私の幸福とは何の関係もないことです」 E=mc²のもつ効用 原子核の分裂、多量のエネルギーの放出、多量の中性子の生成、原子核の分裂、多量のエネルギーの放出、多量の中性子の生成、・・・という、いわゆる連鎖反応が可能になる。したがって、ウランの核崩壊によって、莫大なエネルギーを瞬間的に放出することは全く可能であり、もしこれが実現すれば、一発で大きな都市を全滅させてしまうことができるような、ウランの原子爆弾を作ることも可能なわけである。p208-209 「ああ、世界はまだそれに対して用意ができていない。原子エネルギーの解放は、新しい問題を創ったわけではない。それは、すでに存在する問題を解く必要をさらに緊急なものとしたにすぎない。もし人類がさらに高いレベルに向かって生き残ろうとするならば、新しいタイプの考え方が是非必要である。現在では、原子エネルギーは人類にとっての恩恵ではなく、人類にとっての脅威である。p212-213 アインシュタインは、町の人から相対性理論の定義を聞かれて、ふざけて次のように答えたという。 「もし男の子が、きれいな女の子と一時間並んで坐っていたとすれば、その一時間は一分のように思えるでしょう。しかしもし彼が熱いストーブのそばに一時間坐っていたら、その一分間は一時間のように感じるでしょう。これが相対性です。」p216
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