おのぼり物語 の商品レビュー
この人のエッセイが大好きな上に、題材が上京してから現在までの時系列に沿った物語ときたら、もう文句のつけようがない。後半で号泣。 これ以上何も言わない!読むといい。
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おもろうてやがて悲しきとはこのことか。 おなじみくだらない(いい意味)精神生活を送っているカラスヤ節の上京物語かと思えば、連載が進むにつれてカラスヤ先生なりの苦悩と孤独、別れの物語に発展していってどうしよう。 こういう話に朴訥な絵柄がまた合っていて、しばしば入るカラスヤ流ネタも人...
おもろうてやがて悲しきとはこのことか。 おなじみくだらない(いい意味)精神生活を送っているカラスヤ節の上京物語かと思えば、連載が進むにつれてカラスヤ先生なりの苦悩と孤独、別れの物語に発展していってどうしよう。 こういう話に朴訥な絵柄がまた合っていて、しばしば入るカラスヤ流ネタも人間シリアスな時でもヘンなこと考えて笑っちゃうことあるよね的リアリティを出す小道具に変換されてしまう。 作者の新境地を高いクオリティでみせたまさしく快作だが、気楽に読める話でもない。しばらく読み返せないだろうなあ。 このカラスヤ新境地を描かせた桐くん(編集者)、ただの方向音痴で折り紙が絶望的に下手な男ではないようだ。この組み合わせから今度は何が生まれるのか、楽しみなような心配なような。
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