ゼロスの戦争ゲーム の商品レビュー

リチャード・エイヴァリー(著者),石田義彦(著者)

2022/12/07

消耗部隊3作目。この巻でとうとう現地惑星に住む「人間」と一戦交えてしまう。ファーストコンタクトのあれこれをすっ飛ばして、殴り合ってから仲良くなるという少年漫画パターンを繰り広げるのだ。それもどうかと思うが、偏執狂的に備えを万全にしなければ気が済まず隊員たちに無理を強いるくせに、自ら暴走してそれをふいにしてしまうコンラッド司令官のひとでなし感がさらに輪をかけて印象を悪くしている。高校生当時これを読んで私は一体どう思ったのだろう(苦笑)。

2013/07/16

しかしながらコンラッドの残念ぶりは
毎度毎度のことだと思っております。
本当にどこまで無茶をしてスミスやクワンゴを
困らせるのやら。

今回の調査先は｢バリバリブラック｣
もう最初から危険臭が漂ってきているのです。
しかもそこでドンパチやっちゃったので
これは大変です。

ですが、最後の最後でコンラッドが
ゼロスの世界でのいけ好かない奴を
見事に成敗するところは素敵ではありましたが。
まあ何かがこの作品、足りないのです。

ちなみにあまりいい作品ではないものん
ちゃっかりコンラッドが読者に語りかけるセリフが
1箇所だけあります。
ある別作家のシリーズ名を出して。

余裕のある方は探してみてください。