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かぐやひめ の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2023/09/27

「おじいさんが竹ばやしでみつけた、ひかりかがやく竹。ふしぎにおもってその竹を切ってみると、なかには小さな女の子がちょこんとすわっていました-。日本で最初にうまれたお話。」 さまざまな美しいかぐや姫の絵本が出版されているので、その中の一つとして楽しむのに◎絵がかわいい、見てわかり...

「おじいさんが竹ばやしでみつけた、ひかりかがやく竹。ふしぎにおもってその竹を切ってみると、なかには小さな女の子がちょこんとすわっていました-。日本で最初にうまれたお話。」 さまざまな美しいかぐや姫の絵本が出版されているので、その中の一つとして楽しむのに◎絵がかわいい、見てわかりやすい、見やすい。

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2023/09/05

大人になってから読むかぐや姫は少し切ない内容に思えました。子供にとっても少し難しい話かなとも思います。かぐやひめが美しく描かれているのが良かったです。

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2022/05/05

「成長」や「結婚」が分からなかったり、話の内容が現実離れしすぎていて、子供にはまだ難しかったです。 まだ子供には早かったと思ったのですが、本を読んでしばらくした後に竹の話題になった時に子供に「竹の中にいたのは?」と聞いたら「かぐやひめ」と答えていたので、読んでみて良かったのかもと...

「成長」や「結婚」が分からなかったり、話の内容が現実離れしすぎていて、子供にはまだ難しかったです。 まだ子供には早かったと思ったのですが、本を読んでしばらくした後に竹の話題になった時に子供に「竹の中にいたのは?」と聞いたら「かぐやひめ」と答えていたので、読んでみて良かったのかもと思いました。

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2012/03/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かわいく、文もやさしいかぐやひめ。 最後に「不老不死の薬」をかぐや姫にもらったお爺さんとお婆さんは、かぐや姫がいないならば、この薬もいらないとして、高い山に埋めた・・・それが「ふじさん」 ええ!ラストにダジャレ!?

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2010/07/24

いもとようこさんの作品は、 『はなのかみかざり』、『くまのしんぶんきしゃ』、 『ずっとそばに』、『いつもいっしょに』など テーマを動物の世界に投影させたものを読んだことはありましたが、 「動物以外」を描いている作品を読むのははじめてでした。 動物の世界の物語を読んでいるときは、...

いもとようこさんの作品は、 『はなのかみかざり』、『くまのしんぶんきしゃ』、 『ずっとそばに』、『いつもいっしょに』など テーマを動物の世界に投影させたものを読んだことはありましたが、 「動物以外」を描いている作品を読むのははじめてでした。 動物の世界の物語を読んでいるときは、 いつも、絵の動物たちのかわいらしさと笑顔に引き込まれていました。 絵と一緒に口角をにっとあげて、ついつい微笑んでしまうのです。 でも、かわいい、楽しいでは、割り切れないテーマが そこに織り込まれていて、 読み終わった後、深く深く考えるという読み方をしてきました。 かぐやひめも、表紙の竹から出てきたときの絵をはじめ、 かわいらしく描かれています。 おじいさんもおばあさんも笑顔がステキな かわいらしいおじいさんとおばあさんなのです。 かぐやひめが成長してからの絵は、 いままでかわいらしい印象が強かったのもありとても新鮮でした。 小さい子どもだったのが、一気に成長して娘になったところは、 長い髪と十二単で目を閉じた横顔です。 求婚者達と話をしているところは、十二単の一部だけが描かれています。 月を見上げる姿は後姿ですし、 おじいさんおばあさんとともに泣き崩れるところは 3人とも顔が見えません。 正面をはっきりとかわいらしく向いていた子ども時代と比べると 明らかに違う描き方なのです。 部分しか描かないところで、成長したかぐやひめの神秘的なところを 表現しているように感じました。 この『かぐやひめ』を含む、「日本むかしばなし」シリーズは、 「現代の子どもたちに、日本の心を伝えたい」という思いで、 いもとようこさん自身がむかしばなしの中から 作品を選んで構築しているシリーズで、今も続刊しています。 この本の帯で紹介されている全12巻の世界の名作絵本シリーズも、 「子どものうちにかならず読んでおきたいお話」、 「大人になっても忘れたくないお話」という視点で、 いもとさん自身が選書しています。 「日本むかしばなし」シリーズも「世界の名作絵本」シリーズも、 次世代に残したい、伝えたいという気持ちがそこに込められています。 日本のむかしばなしは、大人になって改めて読み返すと、 そこから日本人がどういう考え方をして どういう生活をしていたのか読み取ることができます。 子供の頃、自然と引き込まれていった、繰り返し、リズム、 勧善懲悪の明快さ、 そして、かぐやひめに描かれるような幻想的な世界。 大人になった私は、かぐや姫は、 夭折してしまった娘を描いていたのだと感じます。 昔は、年頃まで育った娘を誰に嫁がせることもないままに 病で失うことは 今よりもたくさんたくさんあったことでしょう。 その無念や悲しさはどんなに深いものだったか。 幻想的な月の世界への旅立ちは、同時にこんな暗示も残しています。 かぐや姫はもともと月の世界の者で、月に帰るのです。 この世で生きることは、預かった命を燃焼させることで、 旅立ちは帰還なのかもしれません。 誕生の時期も帰還の時期も、 本人も周りも予期せぬ左右できぬもので、 ただただ一緒にいる時間を大事にすることしか できないのではないでしょうか。 この作品を手にして強く意識したのは、 「子どもが読む本を最初に選んでいるのは大人である」という事実です。 子どもが自然とその家にある本や図書館の本を 選ぶということもありますが、 それにしたって、家に本がない家では本を掴みようがないし、 図書館だって最初は親が連れて行かなければ行きません。 自分の娘にむかしばなしを読んで聞かせていた両親には、 大いに感謝しなければならないと今改めて思うのです。 確か家にあったのは、かさじぞう、さるかにがっせん、 ももたろう、こぶとりじいさん、かぐやひめ・・・。 子供の頃は、フレーズ丸暗記だったはずですが、 さすがに今は出てきません。 でも、読んでもらったという事実は、いつまでも残ります。 そして、それは、現在の読書習慣という形になって、 私がこの地上で命を燃焼させる間、ずっと一生残っていくのです。

Posted byブクログ