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あなたのために踊らせて の商品レビュー

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姉の話

『美女とスパイ』の続編。幼い時に生き別れになった三姉妹と母。 その原因は、『美女とスパイ』に書かれています。 ヒロインは、ある日手紙を読んで驚きます。ずっと一人だと思っていた自分に 姉妹がいたなんて!そして妹に会うためにやってくるのですが…。 舞台とロマンスを中心にかかれ...

『美女とスパイ』の続編。幼い時に生き別れになった三姉妹と母。 その原因は、『美女とスパイ』に書かれています。 ヒロインは、ある日手紙を読んで驚きます。ずっと一人だと思っていた自分に 姉妹がいたなんて!そして妹に会うためにやってくるのですが…。 舞台とロマンスを中心にかかれており、彼女達の母はどこにいるのか? などは一切出てこず、ちょっと期待はずれ

チャンティー

2012/02/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

つまらない本が続いてたのでこれも期待はずれだったらどうしようと思いつつ読んだら「アタリ」だった。よかった、本当によかった……。難を言えばタイトルがイケてない。どうやらシリーズ二冊目らしかったから、本当は一冊目から読んだ方が良かった。 パリ・オペラ座のプリマドンナ、シルヴィは養母の許に届いた手紙を読んで、自分の出生を確かめるためイギリスに渡るが、姉の行方を捜しにパリへ行った妹と行き違いになるし追いはぎに襲われて金はないしで、乗合馬車で知り合った危険なハンサムヒーローのところへ。いかがわしい劇場オーナーのヒーローに雇われてダンサーとして働くうちに二人は……な話。 パリ・オペラ座のプリマドンナがそんな場末の劇場で踊って大丈夫なのかと心配になるけど、この時代のバレリーナは女優や歌手同様に身分の枠からはみでた職業だったらしく、恋人兼パトロンはブルボン家のプリンスだけどヒロインは結構な苦労人。 対するヒーローは私生児でなりあがって劇場を建てたが、さらに「紳士の殿堂」という総合遊技場のようなものを計画中。女に優しくて一定の距離を保つヒーローがヒロインに贈物をするシーンとか、自分の庶子に会いにいくシーンとかでヒーローの株は上がりまくり。ヒロインの幸せのために身を引くとかも、ここしばらく身分と金だけの未成熟なヒーローばかり読んできた心が洗われたわー。 最後のハッピーエンドが当時の社会的にありなのか、いまいちよく分からないけど、皆ハッピーになったみたいだからよかった。

Posted byブクログ