東大入試で遊ぶ教養 世界史編 の商品レビュー
東大二次試験の世界史の問題を取り上げて、それらの問題の「解き方」と「解答例」、問題の背景となる歴史の流れを追う「歴史の勉強」で1章、全部で20章で構成されている本。 教科書で習った各々の事柄をつなぎあわせ、どのように思考を深めて立体的に歴史を捉えるか、という作業を、東大の解答...
東大二次試験の世界史の問題を取り上げて、それらの問題の「解き方」と「解答例」、問題の背景となる歴史の流れを追う「歴史の勉強」で1章、全部で20章で構成されている本。 教科書で習った各々の事柄をつなぎあわせ、どのように思考を深めて立体的に歴史を捉えるか、という作業を、東大の解答例を作成しながら行うことができる。「解き方」、「解答例」、「歴史の勉強」で3回、同じ内容を読むことができるので、それなりに頭に入りやすい。また、「自由貿易」の「自由」の意味や、複数の国と不平等条約を結ぶことで自国を守ることになる、などの解釈が新鮮で面白い。おれは受験で世界史を選ばなかったので、受験用の参考書としてどのくらい使えるのかは分からないが、一通り世界史を勉強した人ならこの本は面白いと思えると思う。(10/03/30)
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以前こちらでも紹介したものの改訂版です。実は、私のサイトの方で同書の感想を書いたところ、著者自身がコメントを下さいました。http://blog.goo.ne.jp/gankai2664/e/bfced6d77f2e64b6aee8edf16bfcdb35 その中で、改訂版を用意...
以前こちらでも紹介したものの改訂版です。実は、私のサイトの方で同書の感想を書いたところ、著者自身がコメントを下さいました。http://blog.goo.ne.jp/gankai2664/e/bfced6d77f2e64b6aee8edf16bfcdb35 その中で、改訂版を用意しているとの案内をいただき、今夏出版されました。そして昨日読み終えることができたのですが、正直なところ、失礼ながら前回同様あまり良い感想はもてません。佐々木氏自身のブログhttp://blog.sasakitoru.com/200805/article_1.html で訂正箇所などが記載されてますが、訂正がなされていなかったり中途半端であったり、また内容に関する疑問点もいくつかありました。詳しい感想については紙幅の問題もありますので私のブログに記載したいと思いますが、やはり世界史に関する本は世界史専門の人でないと書けないのかと思わざるを得ません。
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