ギルフォードの犯罪 の商品レビュー

F.W.クロフツ(著者),中山善之(著者)

2014/10/31

ロンドン有数の宝石会社の金庫から大量の宝石が盗まれた。また会社の経理部長が変死し、フレンチ警部が捜査を開始する…
クロフツ得意のアリバイ崩しの地味な話。しかし殺人より盗難の方に重点があるのは珍しいかも。
犯人が金庫を開けるために使ったトリック？には驚いた。こんなことが可能なのか。

2010/06/10

フレンチ警部シリーズ

会社の建て直しのために会議の行われた取り締まり役の自宅。体調不良で寝込んでいた経理責任者の絞殺死体。翌日発覚した金庫からの５０万ポンドのダイヤ盗難事件。金庫の２つの鍵の秘密。容疑者達のアリバイ。容疑者の持ち込んだ箱の謎。

　２０１０年２月９日購入

　２０１０年６月１０日読了

2009/11/07

これはトリックがまず斬新。
思っても見ないトリックが後々露見してくるので
驚くこと間違いないでしょう。

そして目を見張るのは
犯人(たち)の用いた巧妙なトリック。
もしも有能な医者がいなければ
これは自殺で終わってしまったかもしれません。

殺人の痕跡すら
この事件ではほとんど｢ない｣といっても
いいぐらいなのですから。

そして最後の犯人たちが
戦いに負ける瞬間。
今までの読む苦労が
報われた感じでした。

2009/10/04

会社の一経理部長の死とそれにひきつづき起きた宝石の盗難事件。出だしはなかなか好調ではあるのだが、 「マギル卿〜」と同じようなトリックがまた出てきており、いくらカメラを使った新しいトリックが出てきていても斬新さが影をひそめてしまっている。カメラのトリック以外はこれまでの 作品のよせあつめをしたような感じがしないでもない。あと、ちょっと斬新だったのは犯人が3人組であった ことであろうか。