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シービュー号と海底都市 の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2014/09/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ある一族の陰謀は壮大すぎるほどで 恐ろしいものは理解できました。 …けれども、どこかページ数が足りていませんよ。 そのためかスカスカなんですよね。 起承転結もぼやけていますし、 転の部分なんか展開がすっ飛びますし。 いろいろと疲れる作品でした。

Posted byブクログ

2014/01/09

1961年、アーウィン・アレン製作のSF映画『地球の危機』のヒットからテレビドラマ化され、日本でも1964~1969年に掛けて『原潜シービュー号 海底科学作戦 』として放映され好評を博した。本書は映像シリーズとは離れスピンオフされたSF小説として当時新進作家であったポール・W・フ...

1961年、アーウィン・アレン製作のSF映画『地球の危機』のヒットからテレビドラマ化され、日本でも1964~1969年に掛けて『原潜シービュー号 海底科学作戦 』として放映され好評を博した。本書は映像シリーズとは離れスピンオフされたSF小説として当時新進作家であったポール・W・フェアマンの作品を高橋泰邦による翻訳で1968年に刊行された。  古代研究家が訳した古文書は世界の終末を暗示する予言書で「地球の海水は全て消え去り地球は絶滅する」と記されていた。だがしかし実際は異星人により地球上の海を奪い去り異星人の星を再生させるための「指令書」であり、古来から地球に潜伏していた「同志」により海水を転送させる装置を海底深く築いており、海水略奪作戦は決行された。 その事実を知った合衆国大統領はシービュー号に対して地球を壊滅させる敵の基地を破壊する命令を下す。命令一下、シービュー号の冒険が始まる! テレビシリーズでは再現できないスケールの大きなストーリーは陰謀あり、裏切り有のサスペンスと地球滅亡というシークエンス、新鋭原子力潜水艦の全指揮権を持つ重要人物であるはずの提督と艦長が自ら敵地に乗り込みコバルト爆弾で敵を粉砕すると言う無謀で無茶苦茶なストーリー展開は「強いアメリカ!正義の国民!」という60年代に泥沼化の一途を辿ったベトナム戦争を背景にした国民意識の高揚が背景にあったことをうかがわせる。(凄い時代だ)今でこそツッコミ所満載のSF小説は、しかし、妄信的な「正義」と核兵器こそ「科学の鉄槌」という、今なお受け継がれているアメリカの帝国主義とその暴力性を炙り出す。(つまりは「戦争早期終結」を旗印に原子爆弾を2発も人間の上に落とした頃と何ら変わっていないという事だ!)

Posted byブクログ