コドモノクニ の商品レビュー
〈再登録〉長野さんの少女時代を描いたような作品。ちょっと気になる上級生の男子の話や、お祭りの時期にやって来た不思議な転校生の話などが綴られています。手芸品や文房具が流行ったり、クラスの男子の幼さにウンザリしたり、「確かにこんなことあったな」と思わせるエピソードがいくつもありました...
〈再登録〉長野さんの少女時代を描いたような作品。ちょっと気になる上級生の男子の話や、お祭りの時期にやって来た不思議な転校生の話などが綴られています。手芸品や文房具が流行ったり、クラスの男子の幼さにウンザリしたり、「確かにこんなことあったな」と思わせるエピソードがいくつもありました(残した給食のマーガリンを鞄の中で潰してしまうという惨事も…) いつの間にか忘れていた「コドモノクニ」が凝縮されているような本でした。
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昭和の子ども、を垣間見ました。 著者紹介を読んでいてはたと気付いたのですがたぶんうちの母親と同い年だ長野さん。うちの母とは違って都会っ子の長野さんですけど、あの頃の女の子の楽しみってこんな感じだったのかなぁと思ったりしました。
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11歳だったマボちゃん。急速に成長する日々の 何気ないけれど、ひどく懐かしい出来事たち。 色んなところに昭和があふれていて、根拠のない自信を 振りかざしていたアノ頃のお話し。 懐かしいだけでなく、色んな人が現れ去っていき 気持ちも色々変化していく。 だからこそ、懐かしい感じのお話...
11歳だったマボちゃん。急速に成長する日々の 何気ないけれど、ひどく懐かしい出来事たち。 色んなところに昭和があふれていて、根拠のない自信を 振りかざしていたアノ頃のお話し。 懐かしいだけでなく、色んな人が現れ去っていき 気持ちも色々変化していく。 だからこそ、懐かしい感じのお話から、忘れていた 当時の出来事を引っ張り出す作業は楽しい。 解説にあったように、子供は急に止まれず 大人はもう戻れない。 たまには振り返って和むのもいいよね
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160402読了。 『デカルコマニア』を読んだあと、長野作品が読みたくて実家から回収してきた。 主人公マボちゃんの小中学校時代が描かれていて、飼っていた鳥の話、制服のちょこっと改造、転校した同級生などなど、日頃のささいなエピソードがまんべんなくつまっている。 ちょっと昔の話で、家...
160402読了。 『デカルコマニア』を読んだあと、長野作品が読みたくて実家から回収してきた。 主人公マボちゃんの小中学校時代が描かれていて、飼っていた鳥の話、制服のちょこっと改造、転校した同級生などなど、日頃のささいなエピソードがまんべんなくつまっている。 ちょっと昔の話で、家にカラーテレビがやってきたり、腐れ縁の男友達がお姉さんたちの色違いのセーターをとっかえひっかえ着ていたり、給食のマーガリンが不味い不満や、スカートめくり対策など、じわじわ笑ってしまうものも。 ちょっと立ち止まって休憩したいときに読める、私の頃はもう半分くらいなくなっていた昔の少女時代のノスタルジーを感じられる、ちいさなきらきらした短編集。
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子供が感じていることや見ている世界を淡々と描いている。時代は違えども、なんとなく共感できて楽しい。小学生時代を思い出した。 子どもだっていろいろある
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1970年前後の東京で暮らす女の子の日々を描いた短篇集。 チロリアンテープやアップリケ、刺繍など、ノスタルジックなアイテムがたくさん出てくる。 雰囲気を楽しむ物語で、ストーリーとしては実に緩やかである。
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昔のおしゃれとか懐かしさが見えるお話でした。今みたいに何でもあるわけじゃないからその中で楽しむ子供の頃をちょっと思い浮かべます。
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同世代ではなくても、ほんのり懐かしく感じる子供時代のおはなし。 家族みんなでおでかけ、とか大事にしていたおもちゃや小物など、自分の頃の事も読みながら振り返ってみたり。 大昔から女の子が好きな物って、見た目は多少変わっても本質は変わらない気がします。
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どうやら長野まゆみの少女時代を回想した物語らしい。 時代が違うのでちょっと分らないことも多かったが、大人になろうと背伸びしていた年齢のことを思い出して妙に懐かしさを覚えたりした。 大人の世界なんて分らないのに大人になろうとしてみたり、自分なりに大人びたことをして満足してみたり。 ...
どうやら長野まゆみの少女時代を回想した物語らしい。 時代が違うのでちょっと分らないことも多かったが、大人になろうと背伸びしていた年齢のことを思い出して妙に懐かしさを覚えたりした。 大人の世界なんて分らないのに大人になろうとしてみたり、自分なりに大人びたことをして満足してみたり。 どの時代の子ども達も基は同じなのだなあと共感するところも多々。
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「特別な」事件が起こるわけじゃない。 ただ、さざ波のように透明な湖面がささやかに揺れているような、そんな感覚で物語る、小学生~中学生のマボのまいにち。 初めて飼ったインコのピッピのこと。 おしゃれのこと。 おとこのこのこと。 女子の小悪魔な妄想のこと。 おでかけのこと。 ノ...
「特別な」事件が起こるわけじゃない。 ただ、さざ波のように透明な湖面がささやかに揺れているような、そんな感覚で物語る、小学生~中学生のマボのまいにち。 初めて飼ったインコのピッピのこと。 おしゃれのこと。 おとこのこのこと。 女子の小悪魔な妄想のこと。 おでかけのこと。 ノスタルジック昭和の回顧録。 そんな陳腐なまとめはいらない。 コドモ時代の、「トクベツな」マボの日々は過ぎていく。 ”こどもだって、いろいろある。” 私にもあったはずの、コドモノクニ。 キラキラ湖面のさざ波は、色あせることなく、扉のうちがわで息づいている。 ただ、忘れているだけのこと。
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