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セイジ の商品レビュー

3.5

50件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

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  4. 2つ

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2022/01/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

淡々と流れるなかの鮮烈なシーン。 文字を追うだけでは、読みこなせない文字数そのものよりも心にずっしりきた。 『奇蹟』がそう簡単に(決して簡単なシーンではないが…)起こるとは思えないけれど、その一瞬以上のものを感じ、絶対忘れられないなと思った。 竜二と高志なの関係、言葉なしなのが心に沁みる。

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2017/12/06

2017/12月 辻内さんは自分と似た生に対する探求心をもっているというかその境遇におかれているような気がして セイジも竜二も 生の本質に迫る気がします

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2017/06/06

短編2編、セイジと竜二。 どちらも、この世界で生きにくいタイプの人が、結果その人なりのやり方で人を救ったという展開。 何かが起こるよ、と期待させる書き方に疑問を持ったり、ひっきりなしに登場する喫煙シーンだったりが、あまり好みではなかったです。 うーん。 私には合わなかったかも...

短編2編、セイジと竜二。 どちらも、この世界で生きにくいタイプの人が、結果その人なりのやり方で人を救ったという展開。 何かが起こるよ、と期待させる書き方に疑問を持ったり、ひっきりなしに登場する喫煙シーンだったりが、あまり好みではなかったです。 うーん。 私には合わなかったかも。 残念です。

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2017/06/06

そこにあるものをそのまま受け取るしかない、そんな印象が残る一冊でした。 なんで、とかそういう感じではなく、あぁそうなんだ、という感じ。 鈍感フィルターを多くのにんげんが持ってるけど、それがしあわせなのか、ふしあわせなのか。 読み終わると何とも言えない余韻が残ります。...

そこにあるものをそのまま受け取るしかない、そんな印象が残る一冊でした。 なんで、とかそういう感じではなく、あぁそうなんだ、という感じ。 鈍感フィルターを多くのにんげんが持ってるけど、それがしあわせなのか、ふしあわせなのか。 読み終わると何とも言えない余韻が残ります。 陸の魚とはうまい表現やけど、くるしいです。 というのが一回目の感想。 二回目読むとちょっと違うく見えました。 動物のくだりは好きだけど、単なるロマンチストにも見える。 ちょっとみんなセイジを神様扱いしすぎなのが気になる。 そこで線を引いちゃうから、セイジが遠くにいるんじゃなくてまわりの人間が違うくさせてるだけで。 竜二に関しては、ただの甘えたチャンなだけやん、でした。 辻内さんの文章ちょっと苦手(笑)

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2018/12/28

傍点多すぎが気になって…大正純文学の影響かな。映画はよかった。とくにあの空気感が。原作はあれ以上の感激はとくにないかなー。

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2016/06/17

短い話だし、セイジ本人の気持ちは語られていないので何とも…。 最後の行動の意味も、結果オーライだけど、現実にはどうかな、と思ふ。

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2015/07/31

昔、単行本の方を読んだのでまた読んでみたいと思い、文庫版を手にとってみた次第なんですけれども、結果はうーん…どうですかね…確かに表題作は良かったものの、もう一個の方は何だか…小説として拙い感じが致しましたけれども、元々シンガーだった作者、ま、この作品以降、きっと上手くなっているこ...

昔、単行本の方を読んだのでまた読んでみたいと思い、文庫版を手にとってみた次第なんですけれども、結果はうーん…どうですかね…確かに表題作は良かったものの、もう一個の方は何だか…小説として拙い感じが致しましたけれども、元々シンガーだった作者、ま、この作品以降、きっと上手くなっていることでせう!! ヽ(・ω・)/ズコー 二編入っていましたけれども、どちらも社会に適応できない男の話でしたねぇ…あんまり悲惨な感じはしなくて、かといって必至に社会に適応しようともしていなくて…なんというかアレですね…社会の外側に居て、社会のことをジッと観ていると言いますか…ま、観察者みたいな男が仰山出てきますね! ←え?? 社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー まあ、そんなアレで表題作の方は清涼感溢れる良い小説だと思いました!! おしまい…。 ヽ(・ω・)/ズコー

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2015/04/10

映画を見てラストあたりの意味がはっきり理解できなかったので読んでみた。状況は理解できたが、セイジの心情は理解が難しい。

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2014/08/07

少しずつ日常に擦り減らされて考えなくなってしまうこと、終いには感じることすらなくなっていってしまうことを思い起こさせる。

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2014/05/20

「・・・・・だって、私、神様を目の前で見たんだもの。」 他人の痛みを共有するということ。 無骨で不器用な男・セイジがした行為。 救い―――必ずしも光射すとは限らない。 慟哭から立ち上がるのは自分の足で、なんてことは解ってる。 作者が優しいんだと思う。 不器用な人間に。 敗者...

「・・・・・だって、私、神様を目の前で見たんだもの。」 他人の痛みを共有するということ。 無骨で不器用な男・セイジがした行為。 救い―――必ずしも光射すとは限らない。 慟哭から立ち上がるのは自分の足で、なんてことは解ってる。 作者が優しいんだと思う。 不器用な人間に。 敗者に。 ドロップアウトした人間に。 乗り損なった人間に。 そして、勇気がなかった人間に。 そう書いてる俺様もきっと勇気がない敗者のひとりです。

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