二時間目 国語 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
思春期に惹かれた数々の名作が、 簡潔な解説付きで紹介されていて、 とても心に染みます。 「スイミー」 小学校2年生の教科書に載っていた。 私はちょうど、転校してきたばかりだった。 大勢のクラスメイトの中で、 みんな赤い魚なのに自分だけが黒い魚になったような気がしていた。 みんな食べられてスイミーがひとりぼっちになるところで、 いつも知らずに涙がこぼれた。 小川未明「のばら」 国境を挟んで友情をはぐくむ、二人の兵士の物語。 ふたつの国は戦争になり、 老人だけが取り残される。 読んでいると、 途中までは反戦を訴える小説かと思うけれども、 読後感は“美しい物語”という感じに素直に心に染みいってくる。 最後に 谷川俊太郎「いきる」 その前に夏目漱石の「こころ」が収録されていて、 自殺に向かってゆく若者が描かれているだけに、 最後の「いきる」はものすごく心に響きます。 この詩がいつも心に素直に響くような、 生きることが幸せだと感じられるような、 生き方をいつもしていたいと思う。
Posted by
国語の教科書に載っている作品を集めた1冊です。 ナゼ授業では退屈だった教科書の文章が今では読み入ってしまうのでしょうか・・・ 本を読んで涙することは少ないのですが、「かわいそうなぞう」は、今でも涙が出てきます。 ・・・そういえば、学生の頃も、このお話で悲しくてくやしくて泣いたこと...
国語の教科書に載っている作品を集めた1冊です。 ナゼ授業では退屈だった教科書の文章が今では読み入ってしまうのでしょうか・・・ 本を読んで涙することは少ないのですが、「かわいそうなぞう」は、今でも涙が出てきます。 ・・・そういえば、学生の頃も、このお話で悲しくてくやしくて泣いたことあったな・・・ あまりにも想いが強くて、このお話の授業は嫌いだったことを覚えています。 教科書は捨てちゃったけれど、この本は手放さずに繰り返し読むことになると思います。 ・・・ところどころ音読してみました。小学生の頃を思い出したのと同時に、 何度もつっかえてしまうことに気づきました。 たまには音読もしてみるものだなぁと思います^^
Posted by
ふらり立ち寄ったローソンでたまたま手にしたのが始まりだったが、本当に良い本です。 大学生以上に是非読んでほしい。 昔の国語の教科書にいかに良い作品が載っていたか、思い出した。 泣けた。 こういった名作の中に光る一粒一粒が、 今の自分の礎になっているのだということをひた感じる。 活...
ふらり立ち寄ったローソンでたまたま手にしたのが始まりだったが、本当に良い本です。 大学生以上に是非読んでほしい。 昔の国語の教科書にいかに良い作品が載っていたか、思い出した。 泣けた。 こういった名作の中に光る一粒一粒が、 今の自分の礎になっているのだということをひた感じる。 活字離れの世代と言われていることが不思議になるくらい、読んでいて楽しい本でした。
Posted by
- 1