すべての経営者・内部監査人へ捧げる内部監査を活かす術 の商品レビュー
読んだ当時はいまだ監査の奥深さを理解していなかったということかな。当時は、ちゃちい本だなと読み流してました。 あらためてさっとページをめくると、うむむ、鋭いと思うことがちらほら。初っ端から、なかなか含蓄あるじゃないか。若かったな、僕。 ・内部監査はプロセスである →最近ずっと...
読んだ当時はいまだ監査の奥深さを理解していなかったということかな。当時は、ちゃちい本だなと読み流してました。 あらためてさっとページをめくると、うむむ、鋭いと思うことがちらほら。初っ端から、なかなか含蓄あるじゃないか。若かったな、僕。 ・内部監査はプロセスである →最近ずっと言ってる、継続的(ここでの意味づけは、continuousという側面もあるけど、それ以上にワンタイムではなくて、中期的なPDCAを監査により支援するという意味合いを重視)な監査計画と実行にもつながる考え方。 ・内部監査の専門性を身につけよ。専門性は広範な分野に及ぶ。自分の市場価値を高めることにもなる。時宜に適った投資を惜しまず、知見の幅を広げる努力を怠るな。 →これがないと始まりません。そして、思いっきり納得なのは、「内部監査の組織を活性化するには、部長に専門家を配置すること」と言い切っていること。専門職で成り立つ監査部門のトップは、専門家であり、かつ経営に近くなれる人物でないと。 ・読まずにできない内部監査の必読書 →そうです、そうです。読まないとできません。 レッドブック、COSO、ソイヤー。最後は読み切るの大変だけど。。。 当時に比べて重要性が増しているのは、不正とガバナンスの2領域。この2分野においては、ここで解説されているRCM式のコントロール監査ではどうにもやりにくい気がしているので、これをプログラム化できる方法を思案中。 (2010年読了、2015年レビュー)
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