兵法三十六計の戦略思考 の商品レビュー
本書、兵法三十六計についてアメリカ人が分析してビジネスの世界に適用しているという面白い本です。特に西洋と東洋の思考の違いについての分析は興味深くよまさせてもらいました。また兵法三十六計についてもそれぞれ実際の古代中国での戦いの事例もあり大変わかりやすく説明されていると思います。 ...
本書、兵法三十六計についてアメリカ人が分析してビジネスの世界に適用しているという面白い本です。特に西洋と東洋の思考の違いについての分析は興味深くよまさせてもらいました。また兵法三十六計についてもそれぞれ実際の古代中国での戦いの事例もあり大変わかりやすく説明されていると思います。 一方でそれぞれについてビジネスでの事例をあてはめておられるのですが、正直ここは苦しいなと感じました。場合によってはぴったりはまるケースもあると思うのですが、これは事例としては意味が離れているんじゃないかな?と疑問に思うものも多々あります。そもそも兵法三十六計は味方の兵士に何らかの作用を及ぼすか、あるいは敵の動きを何らかの形でコントロールしようと試みるものです。一方ビジネスの世界ではもちろん自社社員(味方兵士)、敵(競合企業)への作用を試みる戦略も当然ありますが、第三者である顧客に対する作用がとても重要です。これは本当の戦場であれば敵が治めている地域の住民をどう自分たちに振り向かせるか、に重きを置いていると言ってもいいと思います。兵法三十六計では残念ながらこのような視点の戦略はないためビジネスの世界への適用は厳しいと感じました。 ただし本書、東洋と西洋の考え方の違いやそもそも兵法三十六計に純粋に関心がある人には良書と思います。
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THE ART OF THE ADVANTAGE: 36 STRATEGIES TO SEIZE THE COMPETITIVE EDGE ― http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=4-478-00451-7
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競合対策に困って、つい本買ってしまいました。。。 自分たちだけで、意地悪考えるのも限界があるので。 事例を元に、いろんな作戦が分かりやすく書いてあるので、どこかの場面で役に立つかも?
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各戦略が、同種のものごとに分類され、ふんだんな事例とともに紹介されているので、読み物としてよりも、戦略の演習テキストとしてもってこい。
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兵法36計というのは非常にわかりにくく、単なる中国人の策略、あざむきの手法のように私は思っていた。 しかしこの本を読むと、現在の主要な巨大企業が兵法と同様の手法を使って競争力を高めている事がとてもよくわかった。 この書籍は兵法36計を説明した書的の中ではベストなのではないかと...
兵法36計というのは非常にわかりにくく、単なる中国人の策略、あざむきの手法のように私は思っていた。 しかしこの本を読むと、現在の主要な巨大企業が兵法と同様の手法を使って競争力を高めている事がとてもよくわかった。 この書籍は兵法36計を説明した書的の中ではベストなのではないかと私は感じました。 是非一読をお勧めします。
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明確なコンペティターがいたら読むべき本。 コカコーラVSペプシなど、 知名度が高い企業をよく調べている良書。 スケールでかめ。 日本人は性善説に基づき、 相手を蹴落とす思考がニガテなので稀有書。 翻訳本ならではの攻撃系。
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本のコンセプトは非常に良いと感じた本。 戦略には、どんなものがあるのか、どの様に考えて実践していくかが書いてあります。 どうとらえるかは読書次第ですね。 期待が高かっただけに、読み終わってちょっと残念。
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