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10代からはじめる株式会社計画 の商品レビュー

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2009/10/07

某大学の経営学部教授が経営の入門書として書いた作品。 中学生から読める経営学の入門書として書かれたこの作品だが、舞台は大学のサークルというのがおもしろい。 大学祭でのサークル活動での模擬店出店を企業活動に見立てて進む話の中で、企業内で必要な役職は何なのかといった組織構成に関する...

某大学の経営学部教授が経営の入門書として書いた作品。 中学生から読める経営学の入門書として書かれたこの作品だが、舞台は大学のサークルというのがおもしろい。 大学祭でのサークル活動での模擬店出店を企業活動に見立てて進む話の中で、企業内で必要な役職は何なのかといった組織構成に関する話やPDCA、主人公が進学先を決めた経験を通してSWOT分析やポジショニングといった会社の導入研修などで学ぶような内容が説明図付きで登場してくる。他にも株式や4P、ニーズとウォンツやドメインなど馴染みのない言葉の説明もあり、正にs入門書といった作品。 章ごとにそれぞれの章で使われているテーマについて「コラム」という形で教授と登場人物たちとの質疑応答による説明も付いている。この部分を用いて話の内容を理解できたか確認できる点などはまるでテキストの様でもある。 専門書で読むと理解しにくい経営学も、こうして物語仕立てで実例を見ながら読むと取っ付きづらさが軽減される気がする。 登場人物が大学サークルの1年生であることから、経営学部などの新入生向けに大学付近の書店や大学の購買などで売っていたら思わず手に取りそうな本。

Posted byブクログ