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英語教育大論争 の商品レビュー

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実は、1970年代に…

実は、1970年代に雑誌『諸君!』誌上で、平泉渉と渡部昇一の間でなされた論争なんです。昨今の小学校への英語活動(教育)導入議論にも参考になると思います。

文庫OFF

2023/09/13

日本の英語教育の歴史について書かれた本を読むと必ず出てくる論争。 提出された問題点はこの時点が最初ではなく、また最後でもない。1975年の本であるが、対談を含めて何度も漢文が引き合いに出される。明治以前日本の外国語教育、教養とはすなわち漢文であった。論争する二人がともに漢文教育、...

日本の英語教育の歴史について書かれた本を読むと必ず出てくる論争。 提出された問題点はこの時点が最初ではなく、また最後でもない。1975年の本であるが、対談を含めて何度も漢文が引き合いに出される。明治以前日本の外国語教育、教養とはすなわち漢文であった。論争する二人がともに漢文教育、漢文そのものについて肯定的に語っているのが意外だった。

Posted byブクログ

2010/10/27

これは、「実用英語」を説く平泉に対して、「教養英語」を重視する渡部が論戦を挑んだというふうに理解されているが、国民全体の英語教育のあり方を問うた平泉に対して、自身の体験を踏まえ、一部のエリートのための英語教育にこだわった渡部の論点は、結局すれ違いに終わった感がある。(晴山陽一『英...

これは、「実用英語」を説く平泉に対して、「教養英語」を重視する渡部が論戦を挑んだというふうに理解されているが、国民全体の英語教育のあり方を問うた平泉に対して、自身の体験を踏まえ、一部のエリートのための英語教育にこだわった渡部の論点は、結局すれ違いに終わった感がある。(晴山陽一『英語ベストセラー本の研究』幻冬舎新書116頁)

Posted byブクログ