インテグラル・ヨーガ の商品レビュー

スワミ・サッチダーナンダ(著者),伊藤久子(訳者)

2009/10/07

祥伝社「般若心経の科学」で天外伺朗さんは
この「インテグラル・ヨーガ」を次のように紹介しています。
P32
インドのパタンジャリという人が残した『ヨーガ・スートラ』を解説したものです。
パタンジャリは、ヒンドゥー教の聖人の一人ですが、
紀元前５０００年から紀元４世紀まで、さまざまな時代に存在していたと言われており、
多くの謎に包まれています。
『ヨーガ・スートラ』というのは、長年にわたって、ヨーガを修行する行者の聖典になっています。
単純な近代科学的な視点では、そこに書かれていることは荒唐無稽と言わざるを得ません。
たとえば、そこには空中浮遊のための修行法が、詳しく書かれています。
それもオウム真理教のように、蛙さんの真似をしてピョンピョコ跳ねるのではなく、
ピーターパンのように空中をすいすい飛ぶというのです。

その名が示すごとく『ヨーガ・スートラ』には、ものすごい量の『スートラ』が書いてあります。
「スートラ」ですから、これは日本語に翻訳されたものを唱えても効果があるはずです。
つまり、ややこしいサンスクリット語を覚えなくても、試してみることができるのです。

私（天外伺朗）は興味本位に片っ端からトライしてみました。
もちろん、私のようにまともな修行もしないで、たんにつまみ食いをしているだけで、
『ヨーガ・スートラ』に書いてある効果を期待するのが間違いであることは承知の上です。
私自身、ほんの遊びのつもりでした。ところが、驚いたことに、唱えたとたんに体中が
カーッと熱くなる「スートラ」があったのです。
「スートラ」が、少なくとも私の体の生理に対して、何らかの作用を及ぼしたことは
明らかでした。
もちろんこれも、暗示効果であるとか、錯覚であるとか、
別の説明も可能でしょう。
でも、実際に体験した私の正直な感想は、
ほんとに効き目のある「スートラ」というのが存在するんだな、
というものでした。