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わたしの戦後出版史 の商品レビュー

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2011/01/04

あちこちの書評であまり評判がいいので読んだ。 たしかに悪くはないし、面白くもあるが、書評は褒めすぎだと思った。 やはりこういう本の書評を書くのは本に関わりのある人が多いのだろう。 「未来社」という小出版社が1500部刷って200売れたなどという話は、面白いといえば面白い。そう...

あちこちの書評であまり評判がいいので読んだ。 たしかに悪くはないし、面白くもあるが、書評は褒めすぎだと思った。 やはりこういう本の書評を書くのは本に関わりのある人が多いのだろう。 「未来社」という小出版社が1500部刷って200売れたなどという話は、面白いといえば面白い。そういう世界なんだ。 山の仙人のような富士正春が8万点もの資料を残したとは! 松本もよく残しているよ! 平野謙、花田清輝、埴谷雄高、藤田省三、木下順二、野間宏、そういえばこの本によってその風貌が目に浮かぶようになった。 この本、2008年8月刊で2010年12月にAmazonで買ったらまだ<初版第1刷>のままだった。売れないんだ。  

Posted byブクログ