身がわり の商品レビュー
なんとなく・・・
著者の学歴が詳しく文中に出て来て、なんとなく学歴自慢のような気がしました・・・。 私だけでしょうか・・?
ちゃつまる
母との関係を回顧するエッセイかと思って読み進めると、途中で変な記述になってくる。 もちろんそれは「あえて」そうしているのであって、有吉佐和子が亡くなる前後の記述はかなりテクニカルになる。その緩急に驚いた。
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大作家を母にもつ娘の成長。 有吉佐和子、読んだことあるようなないような。(たぶん幸田文とごっちゃになってる)
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著者が母である有吉佐和子との思い出を書いた作家デビュー作。 ずいぶん前からこの本があることは知っていた。有吉佐和子は才女であり、かつ気性の激しい人だとされているし、しかも「身がわり」だなんて、気性激しく著名な母の犠牲にされた娘の立場による、エレクトラコンプレックス的な思いを綴った...
著者が母である有吉佐和子との思い出を書いた作家デビュー作。 ずいぶん前からこの本があることは知っていた。有吉佐和子は才女であり、かつ気性の激しい人だとされているし、しかも「身がわり」だなんて、気性激しく著名な母の犠牲にされた娘の立場による、エレクトラコンプレックス的な思いを綴ったエッセイかと思っていた。確かに、偉大なる母の存在を消化する軌跡という色は濃いのだが、それは想像していたのとは違った綴られ方をしていた。 つまり、ヴェールで包んだ物語の向こうに母へのコンプレックスを乗り越えようとする著者の姿が透けて見えてくるようなものを想像していたのだが、そうではなく、著者自身がそのコンプレックスと対峙し、どのように消化(昇華)したかということが真正面から書かれている。一方で、なぜ「身がわり」なのだろうかと考えながら読んでいた疑問は解けず。それも、真正面から母の像にぶつかる著者の気丈さからは、そのような印象につながらない。 この本の白眉は、イギリス留学中に母が亡くなり、その後の日々が綴られるところなのだけど、前半の母娘の日々のやりとりは小気味よく読めて面白い。有吉佐和子さもありなんというような言動もあれば、気性が激しいという自分の勝手な有吉佐和子像を覆すような愚かゆえに愛おしい母としての姿も見えてくる。
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娘から書かれた有吉佐和子さんは「やっぱり凡人とは違う!」という面もあり、「いや、やっぱり普通の母親だ」という面もあり。 胸を打たれる本です。
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玉青ちゃんは恵まれている反面、戦っていたのね。著名人が家族にいるとこういう心情はあるんだろうけど、結局はプラスなことが多いような気もする素人の意見。
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この作品で朗読の全国大会に出場したという、とても思い出深い作品。 大作家を母に持った娘の心情の表現が見事。
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この綺麗な名前と有吉佐和子の娘ということで購入しました。 母を愛する娘なら誰でも同じ気持ちになると思います。
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