年をとって、初めてわかること の商品レビュー
「自分の老化を面白がってみている。これも一徳」「(目がかすんできたのに)目が少し見えてきた」ポジティブな生き方、いいなと思います(^-^) 立川昭二 著「年をとって、初めてわかること」、2008.7発行。32人の作家が語る豊穣で神秘な老いの世界が紹介されています。川端康成「山の音...
「自分の老化を面白がってみている。これも一徳」「(目がかすんできたのに)目が少し見えてきた」ポジティブな生き方、いいなと思います(^-^) 立川昭二 著「年をとって、初めてわかること」、2008.7発行。32人の作家が語る豊穣で神秘な老いの世界が紹介されています。川端康成「山の音」「眠れる美女」、三島由紀夫「天人五衰」、幸田文「台所のおと」、川上弘美「センセイの鞄」、湯本香樹実「夏の庭」、耕治人「どんなご縁で」「そうかもしれない」、深沢七郎「楢山節考」など。
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[ 内容 ] 老いがもたらすものは喪失と寂寥ばかり? いや、老いたからこそ知る自己発見の驚き、人と分かち合う喜びが、そこにある。 心と体。 エロス。 孤独。 共生。 愉しみ。 看取り―思いもよらなかった「老い」の豊饒な世界を、斎藤茂吉『白き山』から青山七恵『ひとり日和』まで、名作...
[ 内容 ] 老いがもたらすものは喪失と寂寥ばかり? いや、老いたからこそ知る自己発見の驚き、人と分かち合う喜びが、そこにある。 心と体。 エロス。 孤独。 共生。 愉しみ。 看取り―思いもよらなかった「老い」の豊饒な世界を、斎藤茂吉『白き山』から青山七恵『ひとり日和』まで、名作文学のなかにしみじみと読み味わう。 いまこそ、この作品を読もう。 [ 目次 ] 第1章 老いの自覚 第2章 老いと欲望 第3章 老いの情念 第4章 女の老い・男の老い 第5章 老いとエロス 第6章 老若の共生 第7章 老いの価値 第8章 老いの美学 第9章 老いと看とり 第10章 老いの聖性 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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三島由紀夫、川端康成、上田三四二、川上弘美などの文学作品に表現されている「老い」を取り上げた論評集。「年とって初めてわかること」の中には「わからないこと」もある。しかしわからない故に味わう驚きやわかちあえる喜びがある。老年こそは自己発見と相互再生の黄金の季節だ・・と知識として理解...
三島由紀夫、川端康成、上田三四二、川上弘美などの文学作品に表現されている「老い」を取り上げた論評集。「年とって初めてわかること」の中には「わからないこと」もある。しかしわからない故に味わう驚きやわかちあえる喜びがある。老年こそは自己発見と相互再生の黄金の季節だ・・と知識として理解した。私にはまだわからないことも多いけれど、わかりたい。取り上げられた作品を読みたいと思った。
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