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ワンナイト・ラヴ の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2015/12/22

つまらん…‼︎ これで100万部、本当に思ったんだろうか… 安っぽく、アイディアもなんかイマイチな作品が出揃いました。 テレビがつまらなくなる訳だ…と逆に感じる。

Posted byブクログ

2009/10/04

本が読まれなくなったと言われて久しいが、それはラジオやテレビのようなメディアにユーザーの時間が奪われている結果なのか、それとも、純粋にユーザーの興味を喚起する本が刊行されていないからなのか。書籍の世界ではミリオンセールスは夢のようなヒットであるが、テレビ番組で言えば100万人の視...

本が読まれなくなったと言われて久しいが、それはラジオやテレビのようなメディアにユーザーの時間が奪われている結果なのか、それとも、純粋にユーザーの興味を喚起する本が刊行されていないからなのか。書籍の世界ではミリオンセールスは夢のようなヒットであるが、テレビ番組で言えば100万人の視聴者はたった0.8%の視聴率でしかなく、こんな数字が出たら悪夢である。であるならば、テレビを始めとしたメディアで爆発的なヒットを記録できる強者達がタッグを組んで戦うことで、書籍の世界で100万部を突破することができるのではないか。こうしたある意味安易で(失礼!)マーケティングとも言えないような理論武装で企画化されたのが、この「ワンナイト・ラヴ」である。しかし、テレビの世界には、こんな無茶苦茶な理論を逆に面白いと思う変人達がうようよと居るわけで、7人もの名のある有象無象が気持ちよくこの企画に賛同して、本書が発刊されるに至ったことは出版界にとっては非常に好ましいことであろう。古舘伊知郎流に言えば、メディアの異種格闘技、K1ならぬM1と呼ぶべきか、テレビが放つ出版界への踵落とし、とかってことになるんだろうか。ともかく、若者のリテラシー低下を心から憂う私としては、かような企画で出版業界が活性化されて、読書人口が増加するかもしれないということは、素直に嬉しいことである。昨今はやりのショートムービーの書籍版という印象がぬぐえない(逆に狙っているのか)部分はあるにせよ、もともと競作という手法自体は文壇では至極普通のことであり、「冷静と情熱の間」は言うに及ばず、古から和歌・俳句を通じて脈々と日本人の中に流れ続けているのであるから。 前書きであり、本書の企画概要を記載した「宣誓」は、本書の趣旨説明に加えて、業界関係者を巻き込むために作られた「企画書」が盛り込まれている。想像力の喚起や書籍への感心・興味を誘うべき導入部分に、こうしたトリセツ的文章が挿入されていることも新鮮であり、業界慣習に囚われないテレビ等で培われた独自のノウハウが見受けられる。まあ、個人的には面白いと思う部分と興ざめと感じる部分が同居した複雑な始まり方ではあったが。さらに、短編小説集ではあるにせよ、冒頭で占いや心理分析チックな要素を盛り込んだ「チャート」が掲載されているのも面白い試みである。これにより、自分が選んだ特定のストーリーに特別の愛着を感じることができるから。この手法もユーザーの目線を意識した作り方だなぁと思う。あ、ちなみに私のチャート結果、「結婚前夜」でした。 「ワンナイト・ラヴ」っていうテーマ、いいんじゃないですか。経験の有無にかかわらず、男女問わず誰しも多少の憧憬に似た感覚を覚える響きですしね。 願わくは、本書が宣誓通り100万部突破し、出版業界、ひいてはメディア全般、エンタメ全般変革のためにもこれと同様の企画が今後も勃興していってほしいと思う。 ところで、7作品を繋ぐ役割を与えられたプロローグに関しては、まさにテレビ的な発想であり、少しチープな印象がぬぐえないが、かえって読み手の敷居を下げることに一役買っていると考えれば、これもご愛嬌か

Posted byブクログ