高麗秘帖 の商品レビュー
読み始めたときはカタ…
読み始めたときはカタカナで振られた朝鮮語読みに戸惑ったのですが、読みにこだわらないで好きなように読み進めていくとスピード感がアップして面白さが増します。伝奇小説というのは始めて読んだのですが、史実だけでなくファンタジックな要素も盛り込まれていて、非常にエンタテインメント性が高いで...
読み始めたときはカタカナで振られた朝鮮語読みに戸惑ったのですが、読みにこだわらないで好きなように読み進めていくとスピード感がアップして面白さが増します。伝奇小説というのは始めて読んだのですが、史実だけでなくファンタジックな要素も盛り込まれていて、非常にエンタテインメント性が高いです。
文庫OFF
http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2006/10/post_731f.html
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
デビュー作で既に山田風太郎先生に連なる伝奇小説の傑作を書かれていたとは知らなかった。緻密な歴史考証と絶妙にブレンドされたフィクション。舞台は慶長の役が勃発する朝鮮。白眉は李舜臣が水軍に向かう道中に襲いかかる秀吉軍系暗殺集団との角逐とそれに絡む反遠征派の小西軍系異能武士団、九鬼軍のくノ一たちの手に汗握る攻防劇です。カットバック手法を使い、まるで映画を見ているような緊迫感・臨場感を味わいました。
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「魔岩伝説」に次いで2冊目。端正な山風との評価は変わらず。これだけ多彩のキャラクターをよく出し入れしたものだ。もう少し展開がスピーディーだと良かったが。
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