楊令伝(6) の商品レビュー
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今回の主役は扈三娘ですね。 それにしても聞煥章。 胸くそ悪い奴でした。 仲間の愛する女性を本人の前で殺害させたり、今回は扈三娘の子供たちを人質にするなどやる事が陰湿すぎます。 それにしてもずーと好きだった人と交わっている最中にその女性から首を獲られるとはオトコとしては本望でしょうね。 今作は大きな動きがない中、童貫が子午山を訪れ、王進と対峙する事で次の戦いが始まるのを感じさせるのも北方文学の醍醐味ですね。 今回、相手にされなかった秦容が童貫との戦いで活躍する予兆も感じられます。
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はい打って変わって曇天から光刺す巻の六でございます 一言で言えばニパァです いや一言で言うって擬音で表すってことじゃないでしょ 敵がいちいち魅力的すぎて悩ましい『大水滸伝シリーズ』ですが、久々にコンニャロメ!って敵が出てきて(前からいたけどやっぱ嫌なやつを再認識)見事にやっつ...
はい打って変わって曇天から光刺す巻の六でございます 一言で言えばニパァです いや一言で言うって擬音で表すってことじゃないでしょ 敵がいちいち魅力的すぎて悩ましい『大水滸伝シリーズ』ですが、久々にコンニャロメ!って敵が出てきて(前からいたけどやっぱ嫌なやつを再認識)見事にやっつけられてスカッと! 総大将童貫と梁山泊の叔父ともいえる王進の会合にスカッと! そしてそしてまたして楊令が悩めるおじさんたちを魔法のように立ち直らせてスカッと! そして楊令の適材適所すぎる人の配置にスカッと! もう楊令さん、我が国の総理大臣とかやってもらえないでしょうか さぁ、なんかひと区切りがついた感じで、七巻から新展開という感じしかしません こりゃまた楽しみですな! 「ですな!」(誰もいないところから返事が!?)
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楊令伝と一緒に水滸伝を読み返していて。ちょうど2巻の武松のところを読んだ後に6巻を読み始めた。 目の前で首を吊って死んだ母を見た蔡豹。 犯した後に手首を切った死んだ好きな人を見た武松。蔡豹に昔の自分を見てるようやったんやろうな武松。。。 「たかが女だ。されど、扈三娘」 闇堕ちも仕方なしと思ったが、やはり扈三娘。王英の判断は最期まで正しかった。ただ、扈三娘さんは王英には少しばかりの快感を与えられただけだった=王英is早漏が発覚して笑ってしまった。 女はおっかねぇ。そして、強く格好良い。 聞煥章の終わり方呆気なかった… あんなに大好きだった扈三娘ちゃん手に入れてしもたらもう生きる理由なかったやろ。元々志なかったし。聞ちゃんも切なかったなぁ。家族という絆に裏切られたのは、李富と馬桂の関係を壊したことへの報いだな。もっと目指すべきものがあればどんな男になったんだろうか。 童貫が一人で子午山に。 泣いた。好きな場面のかなり上位に食い込む。童貫が王進先生に習っていたのも水滸伝読み返さないと忘れていた。。。 子午山は何かを取り戻す場所。楊令も童貫も同じ場所に居たことになる、そして、戦うことになる。秦明の息子である秦容と立ち合ったこと、これからの運命に関わってきそう。 楊令と呉用がやっと再会、というか楊令が迎えに行ってあげるの優しすぎる。笑 そう、やっぱり楊令は優しい。父のことを想って泣けないのは、何人もいる父全員から想いを託されているのが重いからかなぁ。でも全員を大切に想っているのも伝わるし。そしてこれからは父親だけじゃなく梁山泊軍全員の想いを一人で受け止めてに戦っていくのか。宋江と晁蓋は二人いたけど、楊令は一人しかいないのに。もう腹を決めているとは思うけど、並大抵の胆力ではできひんよぉこんなこと。読者としては応援しかできないのが苦しいくらい。でもついて行きます。 張平用に作る鉄笛、気になるぅ。 呉用も童貫も、方臘戦で変わったのだなぁ。官軍側、いくら人数がいたとしても結構不利。 ここから梁山泊と宋との戦いが始まるぞぉ。息いっぱい吸ってー!はいてー!読むぞー!
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作中、主人公である楊令が、酷烈だった幻王から徐々に以前のような人情味あふれる楊令になってきたという風に書かれています。 しかし、それ以上に印象的だったのが呉用と童貫の変化です。呉用は先の戦を通して深くなったように見えるし、童貫は自らを振り返るようになり、それぞれがとても「人間的」...
作中、主人公である楊令が、酷烈だった幻王から徐々に以前のような人情味あふれる楊令になってきたという風に書かれています。 しかし、それ以上に印象的だったのが呉用と童貫の変化です。呉用は先の戦を通して深くなったように見えるし、童貫は自らを振り返るようになり、それぞれがとても「人間的」になったように思います。呉用の場合はそれが大きさになり、童貫の場合は弱さ(というより細くなってきた印象)に繋がっていくように見えますが、今後どうなるか…。 「水滸伝」を通り過ぎた今作、いよいよ登場人物たちが人間くさくなってきたのがとても面白いです。
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国として疲弊する宋。また南北の戦を終え傷が癒えない禁軍。こうした隙を突き梁山泊は力を蓄え始める。 楊令や呉用、童貫の人間らしい一面が垣間見え、そうした場面が登場人物への愛しさを生む。 王貴、王清の奪還に向かう、扈三娘。それを使い揺さぶるハズだった聞煥章。公私の狭間でらしさを失い滅んでゆく様は、これもまた男であり人間らしく感じた。
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第6巻読了 南北の戦を終え呉用も帰りそろそろ決戦も間近といったところか・・ 水滸伝と違い梁山泊軍には、まだ誰も死なないのが逆に怖い。心配していた扈三娘も生きて帰ってきたところは本当に良かった。
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やはり北方ワールドに引き込まれた!前にのめり込むように本を貪り、そして号泣。男ならと言いたいのかもしれないが女性でも共感は得られそうな気がする。日本にも多くの中国人がいてこの本を手にとっていると思う。どんな思いで見ているんだろうか? 誰もいじれない禁断の書とも言える「水滸伝」を...
やはり北方ワールドに引き込まれた!前にのめり込むように本を貪り、そして号泣。男ならと言いたいのかもしれないが女性でも共感は得られそうな気がする。日本にも多くの中国人がいてこの本を手にとっていると思う。どんな思いで見ているんだろうか? 誰もいじれない禁断の書とも言える「水滸伝」を北方流に解釈して書き上げて続編 水滸伝のエンディングで梁山泊にこもる全ての人の命ともいえよう「替天行道」の旗を宋江から渡された青面獣楊志の子、楊令。 序盤戦はいくつもの愛を受け育った楊令が幻王と名を変え、水滸伝とは異なる人格を見せる。生き残った史進、呼延灼、張清らが残存勢力を維持して楊令を首領として迎えると同時に再建を果たす!ここからが悲劇の連続だった。 水滸伝の中で地方軍の将から梁山泊入りした呼延灼将軍。梁山泊では常に本隊を率い全面の敵と向かい合っていた楊令伝においても役割は同じなのだが、老いに加え息子の凌が梁山泊入りをしていた禁軍の童貫将軍との決戦の折に宿敵趙安将軍を打ち破るが、一安心もつかの間で息子の凌の背後へ5000の騎馬隊が襲いかかろうとしていた。 初めて父が息子の背中を守った。息子は父が背中を守ってくれてるとは知らずに…「行くな!」読みながら呟いていた。呼延灼はただ1騎!5000の騎馬隊を止め散っていった。凌に双鞭をあずけて……涙止まんないから!これを書こうと頭の中で考えているだけでもこのシーンは泣けてくる。 激しい戦の中で父親としての優しい顔を見せた張清。 前作で片足を失うも片足での騎乗で禁軍を悩ませた馬麟。 元盗人上がりの鮑旭は部下の損害が最も少ないとされる名将であったが、呼延灼と同じように部下を守り仁王立ちの末に散っていく。 呉用に公孫勝や戴宗などは憎まれ役をかいながらも若者を育てるそんな役回りの末にやはり身を挺していく。 張橫の息子で楊令を影から支える青騎兵の張平や、弓の名人であった花栄の息子の花飛麟 この幾多の勇士のひとりひとりの生き様を描ききった作品に言葉はいらない。ただ読むたびに思い出すたびに涙がこぼれてくる。エンディングで楊令が死に、ひとり残された史進…彼の苦悩は岳飛伝に続く…… 生涯でこれだけ泣けた小説はきっとあとにも先にもないことだろう!
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北と南の動乱にカタがつき、ちょっと骨休め的な巻になった。大きな動きはないが、いろいろとエピソードが展開されていく。中だるみかな。
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まだ決戦は始まりませんが波乱万丈の展開。 呉用はまだ復活できず。 そして子午山には意外な人物が・・・
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扈三娘の拉致エピソードが心に残る。 人って一皮剥けば獣欲の塊なのか。 ぶんかんしょうの思いを遂げたのはとってもいいかんじ。 ラストで、王進先生のところに
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