すてきなひとりぼっち の商品レビュー
2024年に読む最後の1冊は、この本になりそうです。 編者の田中さんの言葉にあるように、「いのちは、幸せに生まれ、幸せに生き、やがて幸せに還る」という宇宙の摂理に若くして気付いていらっしゃったであろう谷川俊太郎さん。 「じゃあね じゃあね」と還っていってしまった谷川さんを思いなが...
2024年に読む最後の1冊は、この本になりそうです。 編者の田中さんの言葉にあるように、「いのちは、幸せに生まれ、幸せに生き、やがて幸せに還る」という宇宙の摂理に若くして気付いていらっしゃったであろう谷川俊太郎さん。 「じゃあね じゃあね」と還っていってしまった谷川さんを思いながら読むと、詩の一つ一つがさらに味わい深かった。 新たに読んだ詩の中では「まなび」がとてもしっくりきた。来年は「すてきなひとりぼっち」を目指してまなんでいく1年にしたいなと思った大晦日。
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やっぱり、 朝のリレー が一番好き。 当たり前に繰り返されることを、 見方をすこーし変えて表現すると、 こんなに心が解放される気持ちになれる詩になるなんて、不思議。 毎日毎日の営みを慈しみたい気持ちになる。 朝が来るのやだな〜って、 思っちゃう日、ある。 だけど、誰かからの...
やっぱり、 朝のリレー が一番好き。 当たり前に繰り返されることを、 見方をすこーし変えて表現すると、 こんなに心が解放される気持ちになれる詩になるなんて、不思議。 毎日毎日の営みを慈しみたい気持ちになる。 朝が来るのやだな〜って、 思っちゃう日、ある。 だけど、誰かからの朝のバトンを受け取るんだって思うだけで、 なんだか、満ち満ちた気持ちになる。 これが、言葉の魔法か… 谷川俊太郎さん、ありがとうございました。 御冥福をお祈りします。
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ぐっとひえこんでいよいよ冬だなという早朝、谷川俊太郎の訃報に接する。詩人・翻訳者として幅広い仕事があり、詩集もいろいろでているが私が手元で愛蔵しているのは童話屋の詩文庫シリーズの三冊(これもそのひとつ)。R.I.P.
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「さよならは仮のことば」の 赤んぼうだったぼくは ぼくの年輪の中心にいまもいる という一節が特に好き。 勝手に昔の自分は死んだと思っていたので。
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不肖はじめて谷川俊太郎の詩集を手に取った。 私の大切な友人が、女性関係の派手な人、らしきことを言っていた。 それが本当かどうか私には分からないが、素直な人ではあるんだろう。 あちらこちらに死の匂いがするのは意外だった。 女性がもつ手帳のようにコンパクトで、素敵な装丁でおめかしした...
不肖はじめて谷川俊太郎の詩集を手に取った。 私の大切な友人が、女性関係の派手な人、らしきことを言っていた。 それが本当かどうか私には分からないが、素直な人ではあるんだろう。 あちらこちらに死の匂いがするのは意外だった。 女性がもつ手帳のようにコンパクトで、素敵な装丁でおめかしした本だ。
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雪の降る夜、 もう限界だと思った夜、 気づいたら足が本屋に向かっていて、 縋るように買った 帰り着き 泣きながら 声に出して読んだ 谷川俊太郎さんに助けられ 私は今もこの世界にいます
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解説によると谷川俊太郎は、 人は幸せに生まれ、幸せに生き、幸せに還る という人間の真理に早くから気付き、そこからブレたことがないらしい。 …だから照れくさいことも惜しげもなく言えるのか! 純粋培養少年みたいな詩もあれば小難しい詩もある。 愛の言葉を囁く、というか大声で叫んじ...
解説によると谷川俊太郎は、 人は幸せに生まれ、幸せに生き、幸せに還る という人間の真理に早くから気付き、そこからブレたことがないらしい。 …だから照れくさいことも惜しげもなく言えるのか! 純粋培養少年みたいな詩もあれば小難しい詩もある。 愛の言葉を囁く、というか大声で叫んじゃうような詩も。 人間の美しくてきらきらな部分がふんだんに。 おちんちんについてのびやかに語る詩もある。子どもがきやっきゃしそう。 遊びうたみたいな詩もあるのだが、それもまたかわいい。まんじゅうのやつは韻がかわいい。全部ひらがななのも相まってかわいい。 タイトルの詩も爽やか。どこか励まされるような。
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生きること、1人で生きているということ。 でも1人では生きていないということ。 「遠い国からやってきた」の対となる詩集で その中でも「空に小鳥がいなくなった日」に収録された詩にあまりにも惹かれてしまう。
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表題作と装丁がパーフェクトに素敵で買った。 読んでみたら素晴らしく良かった。 久しぶりにこんなに響く詩集読んだ。うれしい。 今の自分だから心にぐんぐん染み込むのかもしれない。 違う時期に読んだら全く違う感想を抱いてたのかもしれない。 『すてきなひとりぼっち』、自分自身にもとても...
表題作と装丁がパーフェクトに素敵で買った。 読んでみたら素晴らしく良かった。 久しぶりにこんなに響く詩集読んだ。うれしい。 今の自分だから心にぐんぐん染み込むのかもしれない。 違う時期に読んだら全く違う感想を抱いてたのかもしれない。 『すてきなひとりぼっち』、自分自身にもとてもしっくりくる詩だけど思い浮かぶのはとても大好きなあの人ひとりだ。 孤高で凛としたさみしさ。胸を張ったひとりぼっちのさまを、こんな的確に表現できるものなのか。 『あお』もいい。 青色の切なさを感じる。 『さよならは仮のことば』『さようなら』『じゃあね』あたりもいい(なぜか別れの詩ばかりだ)。 そのほかにも、ふっと読んでいいなあと思うものばかり。 彼に軽く読んでもらったら『願い』が好きと言っていた。 今だからこれが刺さるって。 ずっと大事にしよう。
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綺麗な装丁とタイトルに惹かれ、衝動的に購入。 きらきらとすきとおるような情景が浮かぶ詩が胸にすっと染みました。 ・あお ・子どもは笑う ・朝 ・窓のとなりに ・朝のかたち ・すきとおる ・黄金の魚 1923 ・ほほえみのわけ 2週間前に誕生した我が子に読み聞かせたいと思います...
綺麗な装丁とタイトルに惹かれ、衝動的に購入。 きらきらとすきとおるような情景が浮かぶ詩が胸にすっと染みました。 ・あお ・子どもは笑う ・朝 ・窓のとなりに ・朝のかたち ・すきとおる ・黄金の魚 1923 ・ほほえみのわけ 2週間前に誕生した我が子に読み聞かせたいと思います。
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