せかいでいちばん美しいもの の商品レビュー
これほど心を奪われた本が かつてあっただろうか 仕事について考える西村佳哲氏のことが書いてあるからと読んだ たしか あれは、「働かないひと。」だっただろうか その中で偶然目にした伊勢氏の記事に 目を奪われた 世界中の子供たちにとっての宝物を聞いて回って、本にしたという、夢...
これほど心を奪われた本が かつてあっただろうか 仕事について考える西村佳哲氏のことが書いてあるからと読んだ たしか あれは、「働かないひと。」だっただろうか その中で偶然目にした伊勢氏の記事に 目を奪われた 世界中の子供たちにとっての宝物を聞いて回って、本にしたという、夢が詰まった本のことが書いてあった。しかも、それを見て本の業界に飛び込んだ編集者に、出会って、あの時この業界を選んだことは、間違いじゃなかった、という絵本みたいな話 当時 詩を書いていて、誰かに届けたいという思いだけが強くて でも伝えられるだけの技術がなくて、もがいていた頃 その言葉は未来を照らす一筋の光のように見えた。 この道を 行こう ずっと――ずっと 果てしなく 続くとしても その果てに 辿り着くまで それから「せかいでいちばん美しいもの」に出会うまで、時間はかからなかった。 泣きたいくらい、素敵な本だった。 全てが愛しく かけがえのないあの頃を 真空パックしたような そんな言葉たちが 目に眩しくて 理由の分からない涙をこぼしながら 読んでいた こんなふうに 世界を見てみたい こんなふうに 生きていたい
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そっと、心の奥に沈んでいた「あの頃」を思い起こさせてくれる13のエッセイ。 ほんわかした雰囲気が素敵です。
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今まで旅をしてきて。 そこで心揺さぶる瞬間を積み重ねて。 ひとつの美しい、一本の線になった。 仲間にまたねと告げて旅に出て行く時 持ち物はこの本に集めた美しいものだけでいいのかもしれない。
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