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国家神道 の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2019/02/16

事実を淡々と陳述しているのかと思いきや所々に主観がチラリ。所謂前後レジームが幅を利かせている時代における考察ならそれも仕方がなしか。 接続詞など文章構成における工夫が乏しく非常に読んでいて疲れるが、日を改めてまたじっくり整理しながら読みたい。 日本各地に原始宗教として誕生 ⇨古...

事実を淡々と陳述しているのかと思いきや所々に主観がチラリ。所謂前後レジームが幅を利かせている時代における考察ならそれも仕方がなしか。 接続詞など文章構成における工夫が乏しく非常に読んでいて疲れるが、日を改めてまたじっくり整理しながら読みたい。 日本各地に原始宗教として誕生 ⇨古来の祭神に加え記紀中の神々を再配祀 ⇨伊勢神宮を頂点にした序列化 ⇨皇族を頂点に戴く国教へ ⇨宗派統一整理 ⇨土地再分配 ⇨末社などの土地を召上げ、廃社 ⇨柳田國男、南方熊楠ら反発 ⇨国威掲揚に利用

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2012/08/12

国家神道の人為性を指摘して、それが神道の可能性を抑圧したことを批難。 歴史的な流れがつかみやすくて良いけれど、意外に主観的だった。書かれた時代に即した問題意識なんだなと。 国家神道体制が成立していった原因にはあまり深入りしていない、というかすくなくとも思想的必然性はなかったとい...

国家神道の人為性を指摘して、それが神道の可能性を抑圧したことを批難。 歴史的な流れがつかみやすくて良いけれど、意外に主観的だった。書かれた時代に即した問題意識なんだなと。 国家神道体制が成立していった原因にはあまり深入りしていない、というかすくなくとも思想的必然性はなかったという論調。政治的な方向からたどっている感じ。大体、国家神道に内実はなかった、と評価しているから当然だが、物足りないとは思ってしまう。 特に形成期以降には神道側の人間の動向については触れられず。宗教官僚としてばっさり。 幕末明治初期の、神社・仏教と民衆との関わりが複雑。ややこしい。

Posted byブクログ

2011/05/21

[ 内容 ] 国家神道は、近代天皇制国家がつくりだした国家宗教であり、明治維新から太平洋戦争の敗戦まで八十年間、日本人を精神的に支配しつづけた。 本書は、国家神道の成立から解体までの過程を詳細にたどり、その構造と思想を分析して本質的性格を明らかにすることによって、神道が日本人にと...

[ 内容 ] 国家神道は、近代天皇制国家がつくりだした国家宗教であり、明治維新から太平洋戦争の敗戦まで八十年間、日本人を精神的に支配しつづけた。 本書は、国家神道の成立から解体までの過程を詳細にたどり、その構造と思想を分析して本質的性格を明らかにすることによって、神道が日本人にとっていかなる意味をもったかを追求する。 [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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