赤いドレスの花嫁 の商品レビュー

グレイス・グリーン(著者),片山真紀(訳者)

2012/04/18

アンジェラは5年ぶりに親友のパッツィーの屋敷を訪れた。パッツィーの息子の洗礼式に立ち会うためだった。その屋敷にはつらい思い出が詰まっている。5年前、パッツィーの夫の異母兄ドミニクと付き合っていたアンジェラは、初めて愛を交わした後突然彼に別れを告げられたのだ。だれとでも簡単に寝るような女はお断りだと。心から愛していたからこそすべてを捧げたのに、奪うだけ奪って捨てるなんて・・・。今回ドミニクは海外出張に出ているからと説得され、屋敷にやってきたのだがそのドミニクが突然姿を現した。そして話のさなか、抗議の声を発することもできないうちにキスをする。まるでアンジェラが街角で拾った娼婦かなにかででもあるように。
その夜、パーティーの中父が倒れたことを聞き急いで家に帰ろうとするが、病院まで送っていこうとするドミニクを断ろうとするが・・・彼の子ニッキーのことがばれてしまうおそれに・・・