愛を置き去りに の商品レビュー

キャサリン・スペンサー(著者),柿原日出子(訳者)

2009/10/04

３度も読み返しちゃった。よく書き込まれた作品でした。
　年老いた祖母の住むベルヴォワ邸を訪れた。
１１年前の夏、まだ１９歳だった彼女は隣に住むルーカスに恋をし、眠っていた彼のベッドにもぐり込み、夢うつつの相手と愛し合った。しかし、ルーカスは生き方が違うからとエミリーを寝室から追い出し、２日後に婚約者だという女性を紹介する。その後、妊娠・流産。エミリーは誰にも言わず、１人で苦しみを乗り越えてきた。
　ルーカスは、アフリカで医者として働いているはず・・・。彼が、妻を亡くしベルヴォワ邸の隣家に帰っていたとは知らなかった。皮肉にもエミリーが着いた夜にベルヴォワ邸が火事になり、焼け出された祖母とエミリーが隣家の世話になろうとは。ルーカスと同居する---考えただけでエミリーは頭がクラクラした。