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卜伝最後の旅 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2015/04/13

剣豪塚原卜伝を描いた表題作、シーボルト事件に絡んで密告者となった探検家の間宮林蔵、幕末彰義隊の隊士でありながら西郷隆盛、桐野利秋に惹かれ数奇な運命をたどった山田又蔵などを描いた他に3編の短編。私個人的には最後に登場する「剣客山田又蔵従軍」が興味深い。しかし、池波正太郎作品は軽妙洒...

剣豪塚原卜伝を描いた表題作、シーボルト事件に絡んで密告者となった探検家の間宮林蔵、幕末彰義隊の隊士でありながら西郷隆盛、桐野利秋に惹かれ数奇な運命をたどった山田又蔵などを描いた他に3編の短編。私個人的には最後に登場する「剣客山田又蔵従軍」が興味深い。しかし、池波正太郎作品は軽妙洒脱で濃い内容に驚く。

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2013/09/10

短編集。悪い事無いけど全体的に退屈。ラストに至るまでが退屈なんが多い気がする。多分、自分が塚原卜伝と左卜全の違いも分からんぐらい歴史に無知やからと思う。 武蔵が後ろから襲ってきて、卜伝が鍋の蓋で受け止めて「未熟者め!」ってのを期待したが信玄とか足利義輝との話やった。気になったので...

短編集。悪い事無いけど全体的に退屈。ラストに至るまでが退屈なんが多い気がする。多分、自分が塚原卜伝と左卜全の違いも分からんぐらい歴史に無知やからと思う。 武蔵が後ろから襲ってきて、卜伝が鍋の蓋で受け止めて「未熟者め!」ってのを期待したが信玄とか足利義輝との話やった。気になったので調べてみたら「鍋の蓋」の件は史実でないらしい・・・。あぁ、ドリフのコントは嘘やったんか・・・。 『南部鬼屋敷』が1番好きかな。 『北海の男』で間宮林蔵が持ってる武器欲しいなぁ。

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2013/06/19

角川らしい『面白ければどうでもいいでしょ』という感じのテーマも特に無い歴史短編集。うん、どれもこれも面白いですよ。

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2010/08/18

歴史小説の大家、池波正太郎による短編集だ。表題の「卜伝最後の旅」の他、5編の短編が収録されている。戦国時代から幕末・明治初期にかけて生きた男たちの死に様を、それぞれ描いている。枯淡の境地で死を迎える者、現世への未練に憔悴する者、逆に現世に退屈しきって最後まで他人を茶化す洒落者、天...

歴史小説の大家、池波正太郎による短編集だ。表題の「卜伝最後の旅」の他、5編の短編が収録されている。戦国時代から幕末・明治初期にかけて生きた男たちの死に様を、それぞれ描いている。枯淡の境地で死を迎える者、現世への未練に憔悴する者、逆に現世に退屈しきって最後まで他人を茶化す洒落者、天下国家の未来を俯瞰して、自分の死をも客観視する者、さまざまな死に様がそれぞれに描かれている。 http://fionfion.seesaa.net/article/159831861.html

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