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昭和天皇(下) の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2024/05/20

この本はアメリカ人の日本史学者が海外向けに 書いたものである 昭和天皇のタイトルだが内容は 天皇の戦争責任を追求するもので 昭和天皇の人柄、プライベートの記述はほぼなく 天皇を中心とした大正末期から昭和までの歴史書 特に目新しいことは書かれていない アメリカとの戦争の原因となっ...

この本はアメリカ人の日本史学者が海外向けに 書いたものである 昭和天皇のタイトルだが内容は 天皇の戦争責任を追求するもので 昭和天皇の人柄、プライベートの記述はほぼなく 天皇を中心とした大正末期から昭和までの歴史書 特に目新しいことは書かれていない アメリカとの戦争の原因となった 石油の輸出禁止はサラっと書いて あくまでも天皇は戦争を始めたがり 作戦に異議を唱え 最後まで終戦も決断したくなかったと書いてある 東條英機は石油禁止が一番の開戦の原因と 東京裁判で語っており、後にマッカーサーも 禁輸はやりすぎたと語ってある また、東條英機は御前会議で終戦以外は 天皇の意見はなかったと発言している 戦後、マッカーサーとの会見もマッカーサーの 回顧録で天皇自ら「国民に非はなく責任は私にある」と 発言しマッカーサーが感銘を受けたという話がなく 逆にマッカーサーから戦争責任の追求がなかったので ホッとしていたと書いてある この本を読むにあたり日本人は違和感を 感じるが海外からみた「HIROHITO」と思い 読んでほしい 勝てば官軍、負ければ賊軍

Posted byブクログ

2013/08/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

15年戦争の拡大、そして真珠湾の決断に際して昭和天皇の果たした役割、軍事情報に通じ、日本国民の悲惨な生活を知り尽くしていた大元帥としての天皇。そして内省なき後世。それが結局日本そのものの戦争に対する責任の希薄化に繋がった?驚くべき真実を明かしたとも言うべき内容ですが、もしかするとマッカーサーの時代に昭和天皇の戦争責任を否定するための努力が浸透して故の現在の常識なのか、それとも本当に平和を愛するお飾りの天皇だったのか、将来文献が公開され真実が明らかになる日が何時か来ることを期待したいです。それにしても木戸幸一日記、杉山(元)メモなど、結構書いてくれている人はいるのでですね。

Posted byブクログ

2009/10/16

『昭和天皇』を読み終える。ああ、こんなふうに戦争は始まって、続いて、終わったのかと。国で一番えらいとされる人間が穏やかであるのは難しい。

Posted byブクログ