呪われた村 の商品レビュー
表紙のインパクトが記憶に残ってた作品。モダンホラー侵略SF。なんかイギリスの作家さんの作品は好きなの多い気がする!
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ストーリーはおもしろかったけど、どうにも読み進めにくい。 文体のせいか、構成のせいか、私の頭の問題か。 SFモノです。 じわりじわりと日常に侵食してくる系。 どういう展開を迎えるのか、ドキドキしながら読み進められます。 ラストはちょっと個人的には物足りないような気がしました。...
ストーリーはおもしろかったけど、どうにも読み進めにくい。 文体のせいか、構成のせいか、私の頭の問題か。 SFモノです。 じわりじわりと日常に侵食してくる系。 どういう展開を迎えるのか、ドキドキしながら読み進められます。 ラストはちょっと個人的には物足りないような気がしました。 しかし、この作者の作品は、ずいぶんと昔のものにも関わらず男女の役割についての部分が、ハッとさせられる時があります。
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SF。侵略SF。 原題『The Midwich Cuckoos』。 解説でネタバレがありますが、分かる人は原題でも分かりそう。 ホラーチックな描写や、生物学的アイディアなどがとても好み。 ウィンダム作品では、『海竜めざめる』よりもずっと好印象。あとは『トリフィド時代』と『さなぎ』...
SF。侵略SF。 原題『The Midwich Cuckoos』。 解説でネタバレがありますが、分かる人は原題でも分かりそう。 ホラーチックな描写や、生物学的アイディアなどがとても好み。 ウィンダム作品では、『海竜めざめる』よりもずっと好印象。あとは『トリフィド時代』と『さなぎ』を読もう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
イギリスのミドウィッチ村に落下物があり、その後、周囲は見えないドームで隔離される。24時間後、その壁はなくなるが、なかにいた人はすべて気を失っていた。数ヶ月後、ドーム内にいた受胎可能なすべての女性がいっせいに妊娠していることが判明する。生まれてきた子供は姿形は人間と同じだが金髪と青い目に統一されていた。子どもたちは政府の管理のもと、ミドウィッチ村に集められ育てられたが、成長するに連れて人間とのちがいが現れてくる。知能の発達が早く、男同士、女同士では意思の疎通ができる。体は別々だが統一された意思を持つ者だった。また、人間の考えを読み取り、行動を操ることができ、自分たちに危害を加える者は容赦なく殺していった。危機感を覚えた周囲の人間たちは彼らを排除しようと試みるが、その能力の前では無力であった。最後に彼らがもっとも身近に感じ信頼していた男により、全員が爆死させられた。 カッコーのように他の種族に自らの子どもを育てさせる宇宙人の話である。知性を持った複数の種族の共存は不可能だとして子どもたちは人間を滅ぼそうとする。物語後半で子どもを受精させられた場所はミドウィッチ村だけではないことが判明し、他国を出し抜いて彼ら宇宙人を利用することを政府が考えていたことが明らかになる。より大きな目的以前に味方同士で争い、真の敵を自分たちで育てていたという皮肉がきいている。
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