名誉のかけら の商品レビュー
SFというのは単なる物語の容器でしかない。問題はその中身。わかりやすい恋愛小説を期待する人はあまり楽しめないかもしれないが、女性の私からするとこれはSFというよりは恋愛小説。 彼女はずっと彼を見ている。彼の手や肩や背中とかの描写なんかは、本当に好きな人のことはそうやって見てるな、...
SFというのは単なる物語の容器でしかない。問題はその中身。わかりやすい恋愛小説を期待する人はあまり楽しめないかもしれないが、女性の私からするとこれはSFというよりは恋愛小説。 彼女はずっと彼を見ている。彼の手や肩や背中とかの描写なんかは、本当に好きな人のことはそうやって見てるな、と思う。そして彼が目の前にいようといまいと、彼女の心の目は彼をずっと見ている。。。もちろん、お互いが相手を見る視線だけで周囲の人にバレてるとか、他にもあるけど。 この物語は一連のヴォルコシガン・サーガの背景説明には非常に重要で、バラヤー内乱も直接の関係者がそれを語るが、それはこの『名誉のかけら』の話の本質にはあまり関係がない。 他の方も書いているが、これは『戦士志願』等ヴォルコシガン・サーガのメインストーリーをある程度読んでからの方がいいと思います。全体からすれば確かに外伝だし。ただ、この1冊でよくこれだけのものが入っているなと思うぐらい、充実しています。まさに力作。処女作だから当然そうなるか。
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※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] ベータ星の女性艦長コーデリアは新発見の星を上陸探査中、見知らぬ敵に襲われる。 彼女を捕えた男はヴォルコシガンと名乗った。 辺境の星バラヤー軍の艦長だ。なんと彼は部下の造反にあって、一人とり残されたのだという。 捕虜の身ながら、彼女は持ち前の機転で彼の指揮権奪還に協力することに……。 マイルズの母コーデリアの若き日の活躍! [ 目次 ] [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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宇宙での戦争と軍隊を描いたSFは初めて読んだ。 続編を読みたいとはとくに思わなかった。 コーデリアとヴォルコシガンがたがいを好きになる動機があまり分からなかった。 結婚を申し込むまでの通常の恋愛の段階を踏んでいないように思えた。 自分の体験を言語化するのに適した良い言葉がいくつか...
宇宙での戦争と軍隊を描いたSFは初めて読んだ。 続編を読みたいとはとくに思わなかった。 コーデリアとヴォルコシガンがたがいを好きになる動機があまり分からなかった。 結婚を申し込むまでの通常の恋愛の段階を踏んでいないように思えた。 自分の体験を言語化するのに適した良い言葉がいくつか見つかった事が読んでよかった事かな。
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再読したいと思いつつ、タイトルも作者も忘れていたためずっと探していた本。ひょんなきっかけで再会することができ、懐かしく思いつつ読んだ。
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どこか鎖国された日本を思わせる星間国家バラヤー。その戦争と政争に巻き込まれた女性艦長は、偶然知り合った政争の焦点のヴォルコシガシと知り合う…。スペースオペラテイスト満載のロマンス小説として読めます。ヒーローもヒロインも大人でカッコイイ♪ちなみに「戦士志願」の主役マイルズの両親の話...
どこか鎖国された日本を思わせる星間国家バラヤー。その戦争と政争に巻き込まれた女性艦長は、偶然知り合った政争の焦点のヴォルコシガシと知り合う…。スペースオペラテイスト満載のロマンス小説として読めます。ヒーローもヒロインも大人でカッコイイ♪ちなみに「戦士志願」の主役マイルズの両親の話なんですね。
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マイルズの母ちゃんが主役のラブロマンスっす! もちろん父ちゃんはアーラル・ヴォルコシガン。母ちゃん33歳で女にしちゃでかくて、そんなに美人じゃないってのに父ちゃんほとんど一目惚れ……父ちゃん、会って半月後には相手の気持を確めるべく、いきなりプロポーズっすよ。44歳だってのに、18...
マイルズの母ちゃんが主役のラブロマンスっす! もちろん父ちゃんはアーラル・ヴォルコシガン。母ちゃん33歳で女にしちゃでかくて、そんなに美人じゃないってのに父ちゃんほとんど一目惚れ……父ちゃん、会って半月後には相手の気持を確めるべく、いきなりプロポーズっすよ。44歳だってのに、18歳の少年のように恥らいつつプロポーズ! まぁ、そのあとが波乱万丈なんだけどね^^; そうそう。本国ではこれが第一作だったそうな。個人的に、『日本語しか読めなくてよかった〜!』だって、本国での出版順に読んでたら、『戦士志願』の面白さが目減りしたと思うようなエピソードがあったのさ
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マイルズ艦長シリーズの番外編。 マイルズの両親の若き日を描いた物語。特にマイルズの母親の活躍が目立ちます。 良くも悪くも「番外編」という感じはしますが、シリーズが気に入った人ならば楽しんで読めると思います。
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