イスラームへの誤解を超えて の商品レビュー

カリード・アブ・エル・ファドル【著】,米谷敬一【訳】

2013/05/24

現代の情報社会の中で、何が正しくて何が間違いで、何が本当で何が嘘なのか。何をどのように信じるのが一番正しいのか 現代の情報社会の中で、何が正しくて何が間違いで、何が本当で何が嘘なのか。何をどのように信じるのが一番正しいのか。
特に民族や宗教などの中でくり広がれる争いの真相・真実などを判断することは中々難しい。この一冊が何かの手助け・参考におすすめの一冊。

真のイスラームは暴力と流血とテロの宗教ではなく、「慈悲」「思いやり」「寛容」の宗教が本当の姿である。

著者は、現代を代表する有力なイスラーム思想家、イスラーム法研究の第一人者であり、ジャーナリストでもある。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校（UCLA）のロースクール（法学校）教授で、イスラーム法のほか、移民法、人権法、国際および国家安全保障法などを教えている。
幅広い世界観を持ちながら同書を出来るだけ分かりやすくイスラームを紹介されている。

【目次】
真のイスラームは決して非人道的行為を認めない
過激派は歴史の中でどのように生まれ、なぜ大きな勢力となったのか？
イスラームは本当に他の宗教・文化を認めないのか？
イスラームの教えは本来民族主義ではなかった
真の「ジハード」とは異教徒との「聖戦」でなく、欲望との戦いと善のための努力である
厳格主義か穏健主義か？　イスラーム世界が直面する２つの選択肢
イスラームへの無関心・偏見・嫌悪こそが、テロリズムの温床に
イスラームに受けつがれてきた人権思想の長い伝統とは？
イスラームにおける女性の自由と権利