日本版サブプライム危機 の商品レビュー
住宅取得というのは今のデフレ時代、リスクが高いというのはわかってた話だけれど、詳しい内容までは把握してなかったのが実情。 借り手だけでなく、貸し手にもリスクを求めるという主張に共感した。日本での住宅政策の歴史や、住宅ローンのみならず貸金業法と割賦販売法の問題にまで踏み込んだ、金融...
住宅取得というのは今のデフレ時代、リスクが高いというのはわかってた話だけれど、詳しい内容までは把握してなかったのが実情。 借り手だけでなく、貸し手にもリスクを求めるという主張に共感した。日本での住宅政策の歴史や、住宅ローンのみならず貸金業法と割賦販売法の問題にまで踏み込んだ、金融を広く考察している本。読んだあとの満足度は高い。 一貫して、自由経済上で借り手と貸し手の対等な関係を基礎にした自助努力が大事という主張が貫かれている。
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[ 内容 ] バブル経済崩壊直後に国の景気対策として進められてきた住宅ローン。 その焦げ付きが急増する可能性があります。 住宅ローンを返すためのお金をカードローンなどから借りることで多重債務に陥る人も少なくありません。 私たち日本人自身が理解できていない、あるいは理解しようとしない「日本版サブプライム問題」が密かに蠢いているのです。 [ 目次 ] 序章 サブプライム問題は対岸の火事にあらず 第1章 住宅ローンは多重債務への一里塚 第2章 なぜ日本は住宅ローン天国だったのか 第3章 終わりなきデフレ、そして格差社会 第4章 今、マイホームを持つことのリスク 第5章 住宅ローン地獄からの脱出策 第6章 危機回避のためにこの国が今すべきこと 終章 さらなる「日本版サブプライム危機」の火種 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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