国税査察官 の商品レビュー
作者が新聞記者出身ということで、土台のしっかりした小説を期待して読んだのですが、期待はずれでした。 全体として、わかりにくかった、という印象です。わかりにくいことをわかりやすく説明するのが、新聞記者の仕事なのに、事件の構図がわかりにくいまま、最後まで進みます。確かにこうした事件は...
作者が新聞記者出身ということで、土台のしっかりした小説を期待して読んだのですが、期待はずれでした。 全体として、わかりにくかった、という印象です。わかりにくいことをわかりやすく説明するのが、新聞記者の仕事なのに、事件の構図がわかりにくいまま、最後まで進みます。確かにこうした事件は、さまざまな人物の関係が複雑に入り組んで展開するのでしょう。それを解きほぐして、読者に掌を指すように提示するのが作者の務めなのに、時制の提示は不親切だし、混乱したままストーリーだけが進みます。 実在の政治家をモデルにしたと思われる人物も登場しますが、その描き方がステレオタイプで、政治家同士の関係性も上っ面でしか描けていません。 取材や、編集局内の描写は的確だと思われるので、記者としては有能な方だったのかもしれません。もう少し、小説の基本的な技法を学んでから書いてほしかったと思います。
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面白かった!そして難しかった・・。 現役首相の汚職、政財界の大物とのからみ、、、 自分には鮮烈な話だったけど、ついていくのに必死だった。 余計な表現を排除して必要なことだけ書いている印象。 物語の展開がはやく、描写はあっさりしている感じ。 複雑に絡み合った糸を解いていくのは、...
面白かった!そして難しかった・・。 現役首相の汚職、政財界の大物とのからみ、、、 自分には鮮烈な話だったけど、ついていくのに必死だった。 余計な表現を排除して必要なことだけ書いている印象。 物語の展開がはやく、描写はあっさりしている感じ。 複雑に絡み合った糸を解いていくのは、難しさがあるが爽快感も感じる。 査察官も相当クレバーじゃないとやってられなさそう。。 それをつくる著者はもっとクレバーな思考を持っている?! よくこんな話考えたなーと思った。 というか、日本の政財界って現実にこんなに汚職ばかりなのか!? そりゃ皆無ではないだろうけど、この本を読んで、この業界の実情?を目の当たりにしてショックを受けた・・・。
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読書完了日2009年07月18日。なかなか興味深い題材。ただ亨さんが佐々木さんに心を許すところはあっけなさ過ぎて「あり??」と思った。
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