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”「歌スタ」からデビューした木山さんの半生記。子ども時代のこと、就職・結婚、甲状腺手術、デビューまでのいきさつなどが家族との関係を中心に素直に語られている。爽やかな読了感。 ・僕ができること。僕にしかできないこと。人生を計画どおりになんて生きてこなかった不器用な僕だけど、そんな...
”「歌スタ」からデビューした木山さんの半生記。子ども時代のこと、就職・結婚、甲状腺手術、デビューまでのいきさつなどが家族との関係を中心に素直に語られている。爽やかな読了感。 ・僕ができること。僕にしかできないこと。人生を計画どおりになんて生きてこなかった不器用な僕だけど、そんな僕が子どもたちに残してやれるもの。 それは歌なんじゃないかと思った。(p.113) ・自分で好きな曲を歌って、録音していくということはそれなりに充実感はあった。でも、人間は欲張りな生き物だ。できることなら、さらにその上を目指したくなる。(p.140) ・「なんでもわりと器用にできるけど、最後の最後にがむしゃらになれないよね」「チャンスが来たとき、人からどんなふうに見られようとも、それを掴み取ってやる、っていう意地がないよね」(p.191) 再挑戦を薦める多胡さんに「そう言ってもらえるだけで十分」と答えた帰り道、妻 直子さんの言葉 ・木山さんに曲を作る(「よろしく札」を上げる)のは、損得勘定でいけば明らかに損だ。でも、ビリー・ジョエルの『ピアノ・マン』を歌っているこの人の歌に感動した自分がいる。だったら(中略)ごちゃごちゃ考える前に、感動したんだったら、感動した自分に素直にならなかったら、自分の生き方としてどうなの?と思った。(p.204) 木山さんのために作詞・作曲した多胡邦夫さんの言葉。 ・僕には『home』を歌える喜び以上に、嬉しいことがある。それは、諦めずに、全力をつくすことの大切さを君たちに示せたこと。笑って、悲しんで、喜んで、泣きじゃくる僕の姿を見せられたこと。(p.245) エピローグにて4人のお子さんへのメッセージ”
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