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こんな日本でよかったね の商品レビュー

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16件のお客様レビュー

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2010/04/25

この本は内田樹のブログの記事から採ってきたもので、タイトル通り大まかに日本の社会についての内容が書かれている。 内田樹の書く文章はとても論理的だ。各々の記事を読むと、諸問題に対してほーそういう見方があるのかとかそういうアプローチの仕方ねという印象を受けることが多い。あまりに新たな...

この本は内田樹のブログの記事から採ってきたもので、タイトル通り大まかに日本の社会についての内容が書かれている。 内田樹の書く文章はとても論理的だ。各々の記事を読むと、諸問題に対してほーそういう見方があるのかとかそういうアプローチの仕方ねという印象を受けることが多い。あまりに新たな角度からの視点だから少々混乱してしまうかもしれない。 この本のサブタイトルである「構造主義的日本論」の構造主義について知りたいのならば「寝ながら学べる構造主義」を読むと詳細が書かれている。さらに「日本論」ということであれば最近の新著である「日本辺境論」を読むと理解が深まると思う。両方の本の導入という点でもこの本は価値があるのではないか。

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2013/03/11

おなじみ内田先生のブログ本。「知的であること」「倫理的であること」についていつもいつも教えてもらう。 「人間性は社会的リソースの公平な配分と非相称的な贈与に引き裂かれている」 「矛盾を矛盾として生き、引き裂かれてあることを存在の常態とするような人間の成熟 」一つ一つのセンテン...

おなじみ内田先生のブログ本。「知的であること」「倫理的であること」についていつもいつも教えてもらう。 「人間性は社会的リソースの公平な配分と非相称的な贈与に引き裂かれている」 「矛盾を矛盾として生き、引き裂かれてあることを存在の常態とするような人間の成熟 」一つ一つのセンテンスにうなずいてしまう。出版ラッシュでちょっと手が伸びなかったけれど読めばやっぱりさすがである。

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2009/10/07

図書館で借りて読んだ。 全部ブログからって…と思ったけど、膨大な過去ログから探すのは大変なので、それはそれで良いのでしょう。買わないけど。 割とまとまってる感じだった。 しかし内田樹ばかり読んでいるわけにもいかない、と思う。

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2009/10/04

いちばん最初に出会った内田センセイ(笑)の著書。この人の本は装丁もいつもかわいくてどんどん集めたくなる(笑)。内容はもはや「なぜこのタイトルか」の辺りしか覚えていないが、構造主義ってなんだと思っていろいろ読み始めたのがここから。くまざわ書店カリヨン館店のおかげで出会ってしまった。...

いちばん最初に出会った内田センセイ(笑)の著書。この人の本は装丁もいつもかわいくてどんどん集めたくなる(笑)。内容はもはや「なぜこのタイトルか」の辺りしか覚えていないが、構造主義ってなんだと思っていろいろ読み始めたのがここから。くまざわ書店カリヨン館店のおかげで出会ってしまった。笑

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2009/10/07

中身はいつもの内田節で現代日本を面白く斬っている。内容よりも、タイトルが面白い。私のなかでは、2008年度刊行物のなかでベストに近いインパクトの題名であった。富士山をあしらった、日本を小馬鹿にした表紙などの装幀も、並製の特徴を最大限に活かしていて、フォントの選び方などデザインも申...

中身はいつもの内田節で現代日本を面白く斬っている。内容よりも、タイトルが面白い。私のなかでは、2008年度刊行物のなかでベストに近いインパクトの題名であった。富士山をあしらった、日本を小馬鹿にした表紙などの装幀も、並製の特徴を最大限に活かしていて、フォントの選び方などデザインも申し分ない。

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2009/10/04

他のウチダ本とともに、ブログに掲載されたものを再編集しているだけなので、いつもの安定したウチダ節が聞けるけれども、新しいと感じたところはなかった。ところどころ「格差社会の構造」とか「貨幣について」とか、目を開かれる論議ではなく、「お、使えるな」という実効性の高い文章があり、それこ...

他のウチダ本とともに、ブログに掲載されたものを再編集しているだけなので、いつもの安定したウチダ節が聞けるけれども、新しいと感じたところはなかった。ところどころ「格差社会の構造」とか「貨幣について」とか、目を開かれる論議ではなく、「お、使えるな」という実効性の高い文章があり、それこそがこの思想家の「原理主義」ではなく「実践主義」たるゆえんかもしれない。

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