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テクストの読み方と教え方 の商品レビュー

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2014/04/02

これまた10年振りくらいに再読。 文学教育をどのように書くことの教育に繋げていくかという話が前半。中盤では脱構築主義における観念性の強さに対する批判を展開。後半はやや文学教育の話に戻りながら、スタンリー・フィッシュへの批判という感じで構成されています。 中盤の脱構築批判は、や...

これまた10年振りくらいに再読。 文学教育をどのように書くことの教育に繋げていくかという話が前半。中盤では脱構築主義における観念性の強さに対する批判を展開。後半はやや文学教育の話に戻りながら、スタンリー・フィッシュへの批判という感じで構成されています。 中盤の脱構築批判は、やや話が錯綜している気がした。 ただし、教育論的色合いが強い前半は実によくできている。特にヘミングウェイのテクスト読解の手際が見事だった。この人、言語テクストの奥底に潜んでいる文化史的コードを剔出するのが本当にうまいんだよね(この本ではないけど、画像テクストもなかなかの腕前だったと記憶しています)。

Posted byブクログ