若い人に語る戦争と日本人 の商品レビュー
誰しも、「戦争はイケナイ」と学校で教わる。しかし、本書に記されてるような「戦争とはどのようなものか」「日本はどのような戦争をしたのか」といった具体的なこともセットにして教わらないと、「戦争はイケナイ」という理想論を、リアリティを伴った実感として受け入れることができないのではないか...
誰しも、「戦争はイケナイ」と学校で教わる。しかし、本書に記されてるような「戦争とはどのようなものか」「日本はどのような戦争をしたのか」といった具体的なこともセットにして教わらないと、「戦争はイケナイ」という理想論を、リアリティを伴った実感として受け入れることができないのではないか(実際、戦後のそういう「戦争観無き平和教育」の反動から、ネトウヨみたいなのが生まれてきてるわけだし)。本書は、そんな学校教育に足りていない「戦争とは何なのか」という要素を補ってくれる、良テキストだと思う。
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福田和也「昭和天皇」と並行して読みました。あちらが少々難しいのに対してこちらは平易な文章で、要点を絞って昭和の戦争への流れを書いているので読みやすく、わかりやすかったです。 「昭和天皇」でも書かれてましたが軍部の不貞の蓄積が目に見えるようで怖かったです。終戦までのおおまかな経緯を...
福田和也「昭和天皇」と並行して読みました。あちらが少々難しいのに対してこちらは平易な文章で、要点を絞って昭和の戦争への流れを書いているので読みやすく、わかりやすかったです。 「昭和天皇」でも書かれてましたが軍部の不貞の蓄積が目に見えるようで怖かったです。終戦までのおおまかな経緯を知るにはいいと思います。
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「若い人に語る」とうい形容詞がついているせいか、いつものよりも語り口がトーンダウンしているようにも思える。違う世代に語り伝えるスタンスというか、熱くは無い。
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子ども用に頼んでいるブックサービスで届いた本。 リビングにおいてあったので読んでみた。 娘の夏休みの宿題の資料でもあったみたい。 戦争という視点から、日本を分析している。 私たちはどこで道を誤ったのか、なぜその道を選んだのか。 前に進むためには、後ろをしっかり見つめることをやめ...
子ども用に頼んでいるブックサービスで届いた本。 リビングにおいてあったので読んでみた。 娘の夏休みの宿題の資料でもあったみたい。 戦争という視点から、日本を分析している。 私たちはどこで道を誤ったのか、なぜその道を選んだのか。 前に進むためには、後ろをしっかり見つめることをやめてはいけないと感じた。
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軍国主義下の日本の空気やピア・プレッシャーがどのようなものであったかを知ることは大事だと思うのです。同じ過ちを繰り返さないためにも。そのために、このような本が遺されていく必要性を訴えたいところです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 昭和は悲惨な戦争にあけくれた時代だった。 本書は、戦争の本質やその内実をさぐりながら、私たち日本人の国民性を知り、歴史から学ぶことの必要性を問いかける。 [ 目次 ] 第1章 大正から昭和の軍国主義への道―戦争への道をどう進んだか(第一次世界大戦から昭和へ;満州事変という名の戦争;戦争を支える意識はどうつくられたか) 第2章 日中戦争から太平洋戦争へ―戦争を行う体制はどうつくられたか(二・二六事件以後の戦争への道;宣戦布告なき戦争) 第3章 戦争目的のなかった戦争―戦争はどのように戦われたか(真珠湾攻撃という選択;太平洋戦争をどう考えるか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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請求記号:210ホ 資料番号:020189916 装丁:クラフト・エヴィング商會
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